先日発表されたアカデミー賞で<作品賞><助演男優賞 ><脚色賞>の 3 冠に輝いた、最高に胸熱で爽快な感動作「コーダ あいのうた」。
サンダンス映画祭で上映されるや世界のバイヤーがその権利に殺到、史上最高額の 26 億 円でアップル社が落札し世界を驚かせたと思えば、3冠に輝いたアカデミー賞でもその名が挙がるたびに、声援とともに ASL 手話での拍手(手のひらをひらひらとさせる)が会場を包み、世界中を暖かい気持ちで満たしました。

画像: © 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

主人公のルビーには、大ヒット TV シリーズ「ロック&キー」で“NEXT エマ・ワトソン”と話題をさらい人気沸騰中のエミリア・ジョーンズ。特訓をうけた歌と手話でどこまでも自然に<家族唯一の聴者>であり<コーダ >のルビーを演じ、観る者を魅了する。共演は『シング・ストリート』で観る者の胸を共感で震わせたフェルディア・ウォルシュ=ピーロ。そしてルビーの家族であり、本作ではろう者の男性俳優として初のオスカーを獲得、トロイ・コッツァー演じるフランク、そしてその妻を演じるのは『愛は静けさの中に』のオスカー女優マーリー・マトリンであり、彼らは、全員が実際に耳の聞こえない俳優たちでもある。そして、徹底的にこのリアルなキャスティングにこだわった監督は『タルーラ 〜彼女たちの事情〜』のシアン・ヘダー。
<CODA(コーダ)>は、Children of Deaf Adults= “耳の聴こえない両親に育てられた子ども”の意。
また、 音楽用語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりの意も。抱き合い支え合っていた家族が、それぞれの夢に向かって歩き始めることで、さらに心の絆を強くする──熱く美しい瞬間を共に生き、あなたの 〈大好きな一本〉になる、爽快な感動作です!

このアカデミー賞受賞&大ヒットに対し、本作の脚本・監督 を手がけたシアン・へダー監督による<受賞記念>特別インタビュー動画を日本の観客に向けて受賞後初公開!
授賞式直後のバックステージで自身も耳が聞こえない俳優であるマーリーが『もう、孤独じゃない』と明かした感動的な様子や、スピルバーグ監督から「ここ5年でみた映画の中で 一番好きな一本」だと賛辞を受けたことなど、未だ感動冷めやらぬ気持ちそのままの姿を捉えたインタビュー映像となっています。

画像: シアン・へダー監督

シアン・へダー監督

受賞後のバックステージの様子について「マーリー(・マトリン)は泣いていて」と明かしたシアン・へダー監督。「マーリーが『35年前自分は(ろう者の俳優として初めて)アカデミー賞を受賞した。けれどもこの長きに渡って私はこの業界で孤独だった。もう孤独じゃない』と、言っていたんですよね。それを彼女が言った時に、彼女の通訳さんの声が震えて、泣き出してしまった」と言う。ろう者の俳優として、過酷な道を進んできたマーリー。本作の受賞が「変化の表れになりうると、 ムーブメントになりうると。宣言しているような、そんな瞬間だったと思います」「特にマーリーにとっては、非常に長い長い戦いで、ようやく勝ち得たものだったから」と、制作会社の反対を押し切り、耳が聞こえない役柄には<実際に耳が聞こえない俳優>をキャスティング、結果、ろう者の男性俳優として史上初のアカデミー賞助演男優賞をトロイ・コッツァーをもたらすことになったこの作品の奇跡を振り返る。

画像: メイキング写真 © 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

メイキング写真
© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

続いて、あのスピルバーグ監督から「ここ5年で見た映画の中で最も好きな一本」との祝福を受けたことも告白! しかも、社会派ドキュメンタリーで有名なマイケル・ムーア監督も『コーダ あいのうた』の話だけをしたポッドキャストを公開したことを知り「『マイケル・ムーア?!』って思いました笑」と、嬉しい驚きがあったこともを告げ、他にも名優・ハヴィエル・バルデムや、第 94 回アカデミー賞で共に受賞したドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(『DUNE デューン砂の惑星』)ら、あらゆるジャンルの名匠たちから、『コーダ あいのうた』に向けて愛あるサポートを受け取っており「私の映画作りのヒーローたちが、この映画をみてどういうふうに思ったのか、ということを言ってくれるわけですよね。本当に信じられない状況です」と、興奮気味に語った。

最後は日本の観客に向けたメッセージも! 「本作は、家族についてのストーリーです。私たちはそれぞれ皆違うけれども、想像している以上に、私たちには共通するものがある、というメッセージが広がればと思います。日本の皆さんが本作を愛してくださっている事をとても嬉しく思いますし、日本で公開し、見て頂けることがとても嬉しいです」と締めくくった。

アカデミー賞作品賞受賞後について監督インタビュー

画像: アカデミー賞作品賞受賞後について監督インタビュー『コーダあいのうた』 youtu.be

アカデミー賞作品賞受賞後について監督インタビュー『コーダあいのうた』

youtu.be

<STORY>
海の町で、耳の聞こえない両親と兄と暮らすルビーは、幼い頃から家族の“通訳”となり、家業の漁業を毎日欠かさず手伝っていた。高校で合唱クラブを選択したルビー。彼女の歌の才能に気づいた顧問が、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、夢よりも家族の助けを続けることを選ばざるを得ない彼女は・・・。

監督・脚本:シアン・ヘダー
出演:エミリア・ジョーンズ「ロック&キー」、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ『シング・ストリート未来へのうた』、マーリー・マトリン『愛は静けさの中に』、トロイ・コッツァー
原題:CODA|2021 年|アメリカ|カラー|ビスタ|5.1chデジ タル|112 分|PG12
配給:ギャガ
© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS

大ヒット上映中!

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