イタリアを代表する名優ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニが共演した1970年公開の第二次世界大戦と悲恋の物語『ひまわり』。この度のウクライナ情勢を受け、改めて平和を願い『ひまわり 50周年HDレストア版』を緊急上映することが決定致しました。

本作は、『靴みがき』(46)、『自転車泥棒』(48)などで知られるネオレアリズモの名匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督が、互いに思いながらも戦争によって引き裂かれた夫婦の姿を、ヘンリー・マンシーニによるあまりにも有名な甘く切ないテーマ曲に乗せて描き出す悲しき愛の物語です。

有名なひまわり畑のシーンは、ウクライナの首都キエフから南へ500kmほど行ったヘルソン州で撮影されたものだと言われています。
ひまわりはウクライナの国花でもあると、ロシアによる侵攻がはじまるとSNS上ではひまわりの絵や写真をアップし、ウクライナの安全と平和を祈る投稿が相次ぎました。
戦争に引き裂かれた夫婦を描いた本作中には「イタリア兵とロシア兵が埋まっています。ドイツ軍の命令で穴まで掘らされて。ご覧なさい、ひまわりやどの木の下にも麦畑にもイタリア兵やロシアの捕虜が埋まっています。そして無数のロシアの農民も老人、女、子供……」とのセリフが。あたり一面に広がる美しいひまわり畑と、戦争の残酷さの対比が胸を苦しめる場面があります。今、改めて戦争の恐ろしさと悲しみを教えてくれる永遠の名作『ひまわり 50周年HDレストア版』を平和を願い、先日緊急上映決定を発表。すると連日、全国の劇場ならびに自主上映主催団体やTV局等から問い合わせが相次ぎ、当初の約10倍以上の劇場・自主上映が決定。「何かできる事があれば」と、上映に寄せる想いが連鎖している。

画像1: © 1970 – COMPAGNIA CINEMATOGRAFICA CHAMPION(IT) – FILMS CONCORDIA(FR) – SURF FILM SRL, ALL RIGHTS RESERVED.

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画像2: © 1970 – COMPAGNIA CINEMATOGRAFICA CHAMPION(IT) – FILMS CONCORDIA(FR) – SURF FILM SRL, ALL RIGHTS RESERVED.

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また、3月12日(土)より先駆けて上映が始まったキネマ旬報シアターでは、連日多くの来場者が見え、3月15日(火)は平日にも関わらず満席に。都内での上映も続々と決定しており、3月18日(金)からはkino cinéma立川髙島屋SC館、3月25日(金)からは新宿武蔵野館、4月15日からは代官山シアターギルド にて上映が始まる予定。なお、この度の上映で得た収益の一部は、今回の戦禍に於ける人道支援のため寄付に充てられる。

本素材は、2020年に日本劇場公開50周年を記念してレストアされたものでパッケージ化や配信はされていないため、この機会に劇場でー。

【STORY】
第二次世界大戦下のイタリア。ジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、美しいナポリの海岸で恋におち、結婚する。その後、アントニオは厳しいソ連の最前線に送られ行方不明になってしまうが、ジョバンナは何年経っても戻らない夫のことを生きていると信じて疑わない。終戦後、手がかりもないままアントニオを探しに単身ソ連へ渡るジョバンナ。しかし、広大なひまわり畑の果てに待っていたのは、少女のように可憐なロシア人女性マーシャ(リュドミラ・サベーリエワ)と結婚し、子供にも恵まれた幸せなアントニオの姿だった。すべてを察したジョバンナは、よろめく足どりのまま1人イタリアへ帰る。心にぽっかり穴が空いてしまった日々を送るジョバンナ。そんな時、突然アントニオが彼女の元を訪れる。心揺れ動くなか、彼女は運命の決断を下す…。

出演:ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ リュドミラ・サベーリエワ 

監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
制作:カルロ・ポンティ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ヘンリー・マンシーニ

1970年/イタリア/ I GIRASOLI/ビスタサイズ/107分/モノラル2.0ch 
提供:メダリオンメディア 
配給:アンプラグド 

全国順次 緊急上映!

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