前作『ひかりの歌』が、口コミなどの評判により全国各地での公開へとつながった杉田協士監督の⻑編第3作『春原さんのうた』。 本作『春原さんのうた』は、作家・歌人の東直子による第一歌集『春原さんのリコーダー』(ちくま文庫)の表題歌「転居先不明の判を見つめつつ春原さんの吹くリコーダー」を杉田協士監督が映画化。撮影を飯岡幸子(『うたうひと』『ひかりの歌』『偶然と想像』)、照明を秋山恵二郎(『花束みたいな恋をした』『きみの鳥はうたえる』)、音響を⻩永昌(『不気味なものの肌に触れる』『VIDEOPHOBIA』)が務めました。

先日行われた第32回マルセイユ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門では、日本映画史上初のグランプリ、俳優賞(荒木知佳)、観客賞の三冠を受賞。そしてこの度、本作が10月6日〜15日まで行われる釜山国際映画祭 アジア映画の窓部門に正式出品が決定いたしました!
今後は、第69回サン・セバスティアン国際映画祭 サバルテギ・タバカレラ部門、第59回ニューヨーク映画祭 カレンツ部門への正式出品が続々決定しております。

国内版ポスタービジュアル完成!杉田協士監督のコメントが到着!

国内版ポスタービジュアルと杉田協士監督のコメントが到着しました。作品タイトルの題字は、書道家としても活躍する主演・荒木知佳によるもの。スチールとデザインは、杉田監督の前2作『ひとつの歌』『ひかりの歌』に続いて鈴木理絵と篠田直樹がそれぞれ手がけています。

画像: ©Genuine Light Pictures

©Genuine Light Pictures

杉田協士監督コメント
ちょうど昨年の今ごろにこの映画を撮影していました。どこかでいつか上映される日が来ることを願っていました。いまはその未来にいます。私自身がどうして映画作りを続けているのかを改めて考えることがあります。私はただファンなのです。『春原さんのうた』という映画を作ることを口実にして、原作の東直子さんや撮影の飯岡幸子さん、主演の荒木知佳さんや新部聖子さんをはじめとして、その仕事を側で見ているだけで私がしあわせな気持ちになる人たちに相談することからこの企画は始まりました。私の役割は一番の特等席でみなさんの仕事をたのしく見ることです。このような贅沢なことが他にあるだろうかと思います。そして私はいつも、ほらみなさんすごいでしょうと周りの人たちに言って回りたい気持ちになるのです。ですから釜山国際映画祭というとても光栄な場所でこの映画が上映されることも本当にうれしいです。合わせて今回は国内版ポスターもお披露目できることになりました。私はいつも鈴木理絵さんの写真にも篠田直樹さんのデザインにも感動します。そして今回の題字は書道家でもある荒木さんが特別に書いてくれました。世界一のポスターです。『春原さんのうた』がこれからたくさんの人たちに出会っていけるように私もできる限りのことをつづけていきます。

<あらすじ> 美術館での仕事を辞めてカフェでのアルバイトを始めた沙知(24)は常連客から勧められたアパートの部屋に引越しをする。そこでの新しい生活を始めた沙知だったが、心にはもう会うことの叶わないパートナーの姿が残っている。

<出演>
荒木知佳 新部聖子 金子岳憲 伊東沙保 能島瑞穂 日髙啓介 名児耶ゆり 北村美岬 黑川由美子 深澤しほ 安楽涼 大須みづほ DEG 徳倉マドカ 清水啓吾 吉川愛歩
<原作短歌>
原作短歌:転居先不明の判を見つめつつ春原さんの吹くリコーダー
(ちくま文庫『春原さんのリコーダー』より)

<スタッフ>
原作:東直子
プロデューサー:髭野純 アソシエイト・プロデューサー:川村岬
撮影:飯岡幸子 照明:秋山恵二郎 音響:⻩永昌 衣裳:小宮山芽以 編集:大川景子 仕上監修:田巻源太 音楽:スカンク/ SKANK 照明助手:平谷里紗 衣裳助手:田島あかり
スチール:鈴木理絵 イラスト:カシワイ 題字:荒木知佳 デザイン:篠田直樹
英語字幕:⻑谷川美樹/ AC・クロフォード
国際映画祭コーディネート:槻舘南菜子
国際広報:グロリア・ゼルビナーティ
配給・宣伝:イハフィルムズ 宣伝:平井万里子
製作:Genuine Light Pictures/ねこじゃらし
2021/Japan/Color/Standard/DCP/5.1ch/120min
©Genuine Light Pictures
公式Twitter:@haruharasanno

2022年1月よりポレポレ東中野ほかにてロードショー

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