5 月 14 日(金)より新宿シネマカリテ他にて全国順次公開予定のロベール・ブレッソン監督作『田舎司祭の日記』ですが、 緊急事態宣言の延長に伴い、このたび新宿シネマカリテの公開日が 6 月 4 日(金)に延期されることが発表されました。

画像1: 公開当時ゴダールやトリュフォーを魅了し、その後の多くの作品に影響を与えたロベール・ブレッソン監督作『田舎司祭の日記』が70年の時を経て初の本格的な劇場公開決定!

『抵抗(レジスタンス)—死刑囚の手記より』(1956)『スリ』(1959)など、映画史に残る名作を生み出したロベール・ブレッソン。そんな彼が、聖と俗の間で葛藤する若き司祭の姿を静謐な視線で捉え、独自のスタイルを決定づけた伝説の作品が、なんと製作から 70 年を経て公開されることが決定。
しかも 4Kデジタル・リマスター版での上映とあって、 長い年月を感じさせない美しい映像で甦ります。公開当時ゴダールやトリュフォーを魅了し、『タクシー・ドライバー』(1976)や『魂のゆくえ』 (2017)などその後の多くの作品に影響を与えたと言われている本作。 我が国では一部の特集上映、ソフト化はされていたものの本格的な劇場公開は初めてとなります。

画像2: 公開当時ゴダールやトリュフォーを魅了し、その後の多くの作品に影響を与えたロベール・ブレッソン監督作『田舎司祭の日記』が70年の時を経て初の本格的な劇場公開決定!
画像3: 公開当時ゴダールやトリュフォーを魅了し、その後の多くの作品に影響を与えたロベール・ブレッソン監督作『田舎司祭の日記』が70年の時を経て初の本格的な劇場公開決定!
画像4: 公開当時ゴダールやトリュフォーを魅了し、その後の多くの作品に影響を与えたロベール・ブレッソン監督作『田舎司祭の日記』が70年の時を経て初の本格的な劇場公開決定!

北フランスの寒村に赴任した若い司祭。彼は身体の不調を覚えながらも、日々村人たちの悩みを聞き、布教と善行に務める。しかし、彼の 純粋な信仰への思いは村人たちとの間にしだいに溝を作っていくことになり、事態は思いもよらぬ方向へ進んでいく...。
『罪の天使たち』(1943)、『ブローニュの森の貴婦人たち』(1945)に続く長編第 3 作目にあたる本作は、ブレッソン作品を特徴づける、職業俳優を排して素人を起用し、音楽やカメラの動きなども含めたいわゆる「演出」を削ぎ落としていくスタイル—監督自らが「シネマトグラフ」と呼ぶ手法—を確立した作品です。 原作はのちに『少女ムシェット』(1967)でも取り上げるカトリック作家ジョルジュ・ベルナノスによる同名小説。主人公である孤独な司祭役に抜擢されたクロード・レデュは、ブレッソンが起用したいわゆる素人俳優でしたが、いくつかの映画に出演した後、1962 年からは妻とともに、テレビ番組の人形劇「Bonne Nuit les Petits」を制作し、フランスでは多くの人に忘れがたい記憶を残しています。

「田舎司祭の日記 4Kデジタルリマスター版」

画像: 「田舎司祭の日記 4Kデジタルリマスター版」 予告編 youtu.be

「田舎司祭の日記 4Kデジタルリマスター版」 予告編

youtu.be

『田舎司祭の日記 4Kデジタル・リマスター版』原題:Journal d'un curé de campagne
監督・脚本:ロベール・ブレッソン
原作:ジョルジュ・ベルナノス『田舎司祭の日記 Journal d'un curé de campagne』(1936)
撮影:レオンス=アンリ・ビュレル
出演:クロード・レデュ、アルマン・ギベール、ジャン・リヴィエール、ニコル・ラドラミル、マリ=モニーク・マイケル・バルペトレ

1951 年/ フランス / 115 分 / モノクロ / スタンダード
© 1950 STUDIOCANAL
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
宣伝:VALERIA

※ロベール・ブレッソン監督、ドストエフスキー生誕200年記念『やさしい女 デジタル・リマスター版』は4 月 29 日より東京都写真美術館ホール他にてリバイバル公開予定でしたが、現時点では公開時期未定です。

6 月 4 日(金)より、新宿シネマカリテ他にて全国順次公開!

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