ガーリー・カルチャーの体現者であり、『ヴァージン・スーサイズ』『マリー・アントワネット』など映画監督としても目覚ましい活躍を続けるソフィア・コッポラ監督と『プリングリング』以来となる気鋭の製作・配給会社「A24」、そして『ロスト・イン・トランスレーション』のタッグが贈る、ほろ苦くも切ない都会派コメディドラマ『オン・ザ・ロック』(絶賛上映中)より、ソフィア・コッポラ監督のインタビュー映像を解禁いたします。

画像1: ©2020 SCIC Intl Photo Courtesy of Apple

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ニューヨークに暮らす若い母親は、ある日、結婚生活に疑いを持つようになり、稀代のプレイボーイである自分の父親と一緒に夫を尾行することになる。光り輝く街中で冒険を繰り広げる父娘は、街路を行ったり来たりする内にその距離を近づけていく――。

ソフィア・コッポラはニューヨークへの溢れる想いに軽快なタッチをブレンドし、父娘ならではの世代の違いが生む衝突や、現代の家族のややこしくておかしな繋がりを描く。

ローラ(ラシダ・ジョーンズ)は順風満帆な人生を送っていると思っていた。しかし、夫のディーン(マーロン・ウェイアンズ)が新しく来た同僚と残業を繰り返すようになり、良からぬことが起こっているのでと疑いを抱く。

そこで、ローラはそういう男女の問題に精通しているプレイボーイの男性に相談を持ち掛ける。それは、自分の父親のフェリクッス(ビル・マーレイ)だった。フェリックスはローラにこの事態を調査すべきだとアドバイスし、父娘2人で夜のニューヨークへと繰り出す。アップタウンのパーティーやダウンタウンのホットスポットを駆け巡る内に、フェリックスとローラは自分たち父娘の関係についてある発見をすることになる――。

画像2: ©2020 SCIC Intl Photo Courtesy of Apple

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ソフィア・コッポラ監督が、今作を語るインタビュー映像が解禁!

ビル・マーレイは「素敵な魔法使いのような頼もしい兄みたいな存在」
『ロスト・イン・トランスレーション』との違いについても語る!

本作のアイデアについて「友達の話を聞いたのが始まりよ。プレイボーイのお父さんと一緒にご主人を尾行して植木に隠れたってね。それを聞いて父娘の映画を撮りたいと思ったの、『影なき男』みたいなものをね」と明かした。
映画の中のユーモアについては「古いコメディの感じを出したかったの。私の映画にはあまりないわね、ブレイク・エドワーズを意識したわ。コメディの経験はあまりないけど、ビルとラシダが一緒にいるととてもおもしろいの。おバカで楽しい冒険になった。いつもの私のスタイルではないけどね」と新たな挑戦を楽しんだようで、「ラブコメとは言えないかもしれないけど、楽しくてふざけてる中に感動がある作品にしたかった」と微笑む。

画像3: ©2020 SCIC Intl Photo Courtesy of Apple

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主演のラシダ・ジョーンズについてはビル・マーレイとの相性の良さが決め手だったようで「私自身を彼女に演じてほしいと思った。彼女は頭がいいしビルとも対等に向き合える、ビルとやり合うのは難しいと思うわ、相当強い人じゃないといけない。彼女は私をさらに外交的にした感じなの、それと彼女なら私が伝えたいことを理解してくれると思った」と全幅の信頼を寄せる。
現場でのビル・マーレイについては「現場にビルがいるのは最高よ、彼はすばらしいパワーを持ってるわ。彼がいるとみんなのテンションがあがるの。色々と手伝ってくれる、時間が押してるとみんなをけしかけたり、本当に助かるわ」と感謝し、関係性については「素敵な魔法使いのような頼もしい兄みたいな存在よ、映画でも現実でもいてくれるとありがたいわ」とリスペクト。

画像4: ©2020 SCIC Intl Photo Courtesy of Apple

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主人公ローラについては自分自身の生活や考えを投影しているようで、そのほかにも「親子の関係やクリエイティブな仕事、自分の居場所を探している点もね」と続けるが、「でも起こっていることは事実とは違うわ、細かいところは私自身に近い。『ロスト・イン・トランスレーション』と同じで主人公は自分が分からなくなってるの、知らない世界でね。」と話す。
『ロスト・イン・トランスレーション』との違いについては「20代の若い女性だったけど、今回は次の段階で母親となった女性よ。そこにビルが入ってきて引っかき回すの、そして最後には何かを掴むことができる」と語った。初のニューヨークでの撮影では「この映画にしかない街の雰囲気を出せたと思ってる」と自信を覗かせた。

最新作『オン・ザ・ロック』を語る
ソフィア・コッポラ監督動画インタビュー

画像: 最新作『オン・ザ・ロック』を語ったソフィア・コッポラ監督インタビュー youtu.be

最新作『オン・ザ・ロック』を語ったソフィア・コッポラ監督インタビュー

youtu.be

監督・脚本:ソフィア・コッポラ
出演:ビル・マーレイ、ラシダ・ジョーンズ、マーロン・ウェイアンズ

原題:On the Rocks/2020年/アメリカ/英語/97分/カラー/ビスタ/5.1ch
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
© 2020 SCIC Intl

『オン・ザ・ロック』は10月2日(金)より絶賛上映中
10月23日(金)よりApple TV+にて世界配信

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