スペイン・フランス合作映画『おもかげ』が、10月23日(金)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショーとなる。

幼い息子を失った女性エレナの希望と再生の旅路を描いていく本作のプロローグにあたる、エレナと必死で助けを求める息子との会話の様子をワンシーンワンカットで捉えた、緊迫感溢れる約18分の短編映画「Madre」が、10月9日(金)午前0:00(10月8日24:00)から10月22日(木)23:59までの期間限定で『おもかげ』公式サイト(omokage-movie.jp)で無料公開されることが決定。

スペインのマドリードに住むエレナには、離婚した元夫との間に6歳の息子イバンがおり、元夫とイバンはフランスに旅行中だ。エレナが久々にひとりの時間を謳歌していた頃、元夫の携帯電話を使いイバンから電話がかかってくる。旅先からの何気ない電話と思ったエレナはたわいもない話を始めるが、父親が戻ってこずイバンがたったひとりビーチに取り残されてしまっていることを知る。電話口の彼のつたない言葉を通じて、エレナは少しずつ息子が置かれた深刻な状況を知ることになるが…。

『おもかげ』は、スペインの新鋭ロドリゴ・ソロゴイェン監督が2017年に製作した短編映画「Madre」が出発点となっているが、同作は、第91回アカデミー賞®短編実写映画賞にノミネートされたほか世界各国の映画祭で50以上もの賞を受賞し、世界の映画人を驚かせた。
短編につづいて『おもかげ』を監督したソロゴイェン監督は、緊迫感あふれるワンシーンワンカットのその短編を大胆にも本作のオープニングシーンとしてほぼそのまま採用。ちなみに、“Madre”とはスペイン語で“母”のこと。このサスペンスフルな短編部分に続いて10年後のエレナを描いていくメインストーリーは、ジャンルの変更すら感じさせる全く違った展開が待ち受けているので、ぜひ期待してほしい。

ソロゴイェン監督は、短編から続く物語として『おもかげ』を製作したことについて、「短編を撮影した後、私たちは大きな満足感を味わいました。私が当初から話していたのは、この短編は、長編映画の非常に長い冒頭シーンのような気がするということです。そして、私たちスタッフはエレナの物語を続けたいと思いました。家から飛び出し、不安に駆られながら息子を捜し回る彼女を、放っておくことはできません」と物語やキャラクターに対して感じた“借り”がきっかけだったことを明かす。

また、公式サイトでの無料公開に先駆けて、『おもかげ』の本編冒頭シーンにあたる短編の冒頭約5分を先行解禁!エレナの心に忍び寄る恐怖と絶望の行く末をぜひ公式サイトで見届けてほしい。

『おもかげ』本編冒頭映像

画像: 映画『おもかげ』本編冒頭映像 youtu.be

映画『おもかげ』本編冒頭映像

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STORY

我が子をなくした失意から立ち直り、 人を赦すことで新たな一歩を踏み出そうとする 一人の女性の希望と再生の旅

エレナは離婚した元夫と旅行中の6歳の息子から「パパが戻ってこない」という電話を受ける。ひと気のないフランスの海辺から掛かってきた電話が、息子の声を聞いた最後だった。10年後、エレナはその海辺のレストランで働いていた。ある日、息子の面影を宿したフランス人の少年ジャンと出会う。エレナを慕うジャンは彼女の元を頻繁に訪れるようになるが、そんな2人の関係は、周囲に混乱と戸惑いをもたらしていった――。
これは、暗闇から光へ、死から生へ、罪悪感から赦しへ、そして恐怖から愛へと少しずつ歩み始める、ひとりの女性の再生の物語。

監督・脚本:ロドリゴ・ソロゴイェン
共同脚本:イサベル・ペーニャ
撮影:アレックス・デ・パブロ
製作:マリア・デル・プイ・アルバラド

出演:マルタ・ニエト、ジュール・ポリエ、アレックス・ブレンデミュール、アンヌ・コンシニ、フレデリック・ピエロ

原題:MADRE/2019年/スペイン、フランス/カラー/シネマスコープ/129分/5.1ch/スペイン語、フランス語/字幕翻訳:柏野文映、手塚雅美
協賛:スペイン大使館
後援:インスティトゥト・セルバンテス東京
配給:ハピネット、配給協力:コピアポア・フィルム、宣伝:サルーテ
©Manolo Pavón
Twitter:@omokage_movie

10/23(金)シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー

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