ドキュメンタリー映画『建築と時間と妹島和世』が、10月3日(土)より渋谷のユーロスペースにて公開となります。

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妹島和世。金沢21世紀美術館やルーブル美術館ランス別館などを手掛け、建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞した建築家。本作は妹島が、大阪芸術大学アートサイエンス学科の新校舎を設計、建築していく様子を記録したドキュメンタリーです。その構想から完成までの3年6か月という時間を追い、一人の建築家がひとつの建築に向き合う姿を鮮明に描き出していきます。 監督・撮影は、ル・コルビジェ、丹下健三など数々の建築物を撮影してきた写真家のホンマタカシ。
1990年代に妹島と出会い、それ以来、妹島建築を撮影してきました。ホンマの映像の力が、妹島の作品を通して「もう一つの作品」を作り上げました。

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地形を設計する。風景を建築する。

アートとサイエンスとテクノロジーを柔軟に連携させて、これまでになかった研究と教育を行う大阪芸術大学アートサイエンス学科の新校舎。そこは「アートサイエンス」という新しいジャンルの名称が学科名として文部科学省から初めて正式に認可された、新たなクリエイターを育てる空間です。その校舎に妹島が込めた思いは、誰もが立ち寄れる見晴らしのよい丘の上の「公園のような建物」。大学という学生たちの未来が生まれる場所を、妹島はどう作り上げていくのか。妹島和世の建築の魅力が、本作中に浮かび上がってきます。
本作は日本に留まらず、多くの方にご覧いただきたいという観点から、公開する本編映像には英語字幕が付いています。ポスターデザインは、グラフィックデザイナーの長嶋りかこが担当している。

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妹島和世(せじまかずよ) プロフィール
建築家。1956年茨城県生まれ。1981年日本女子大学大学院家政学研究科を修了。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年 西沢立衛とともにSANAAを設立。2010年第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、 ベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。現在、ミラノ工科大学教授、横浜国立大学大学院建築都市スクール(Y-GSA)教授、日本女子大学客員教授、大阪芸術大学客員教授。*はSANAAとして。

ホンマタカシ プロフィール
写真家。1962年東京生まれ。1999年、写真集「東京郊外 TOKYO SUBURBIA」(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞受賞。2011年から2012年にかけて、個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所の美術館で開催。
著書に「たのしい写真 よい子のため の写真教室」、近年の作品集に『THE NARCISSISTIC CITY』(MACK)、「TRAILS」(MACK)がある。また2019年に「Symphony その森の子供 mushrooms from the forest」(Case Publishing)、「Looking Through Le Corbusier Windows」(Walther König, CCA, 窓研究所)を刊行。現在、東京造形大学大学院 客員教授。

監督・撮影:ホンマタカシ
出演:妹島和世
製作:大阪芸術大学
2020年/日本/カラー/16:9/60分/英語題:Architecture, Time and Kazuyo Sejima/英語字幕付き
配給:ユーロスペース
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10/3(土)より、ユーロスペース他にて全国順次公開

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