「日本の古都・奈良でハードボイルド映画を創ろう」を合言葉に、俳優・加藤雅也と監督・上本聡の二人で企画を発進させ、昨年12月に撮影した短編映画『決着』が、このほど完成。9月18日から開催される「なら国際映画祭2020」特別招待作品として世界初上映が決定しました。

静かな町で暮らす一匹狼の殺し屋が、ある陰謀の証拠を手にしたことで身に危険が迫る、というストーリー展開です。

「多くの人々が心のどこかに『生きづらさ』の感覚を持ちながら暮らさざるを得ない、現在の日本を反映した作品を、娯楽性の高いジャンル映画の形で創りたい」との思いを込め、製作資金を監督自ら集め、企画に賛同したキャスト・スタッフたちの協力を得て完成しました。
主人公を演じる加藤雅也をはじめ、ベテランの秋本奈緒美、冨手麻妙(『全裸監督』『娼年』)、上西雄大(『ひとくず』)、カトウシンスケ(『最初の晩餐』『ケンとカズ』)、そして日本人として初めてフィリピンの巨匠、ブリランテ・メンドーサ監督の作品で主演を務める尚玄(『義足のボクサー』『ファンシー』)ほか、多彩なキャストが出演。

画像2: 加藤雅也主演・上本聡監督の短編ハードボイルド映画『決着』が、「なら国際映画祭2020」にて世界初上映決定!深田晃司、舩橋淳 両監督が絶賛のコメント!
画像3: 加藤雅也主演・上本聡監督の短編ハードボイルド映画『決着』が、「なら国際映画祭2020」にて世界初上映決定!深田晃司、舩橋淳 両監督が絶賛のコメント!
画像4: 加藤雅也主演・上本聡監督の短編ハードボイルド映画『決着』が、「なら国際映画祭2020」にて世界初上映決定!深田晃司、舩橋淳 両監督が絶賛のコメント!
画像5: 加藤雅也主演・上本聡監督の短編ハードボイルド映画『決着』が、「なら国際映画祭2020」にて世界初上映決定!深田晃司、舩橋淳 両監督が絶賛のコメント!

観終わった後にさまざまな解釈が成り立つよう、できる限り説明的なセリフや演技をなくし、実験的な演出を試みた意欲作です。

撮影は「昭和のような空気を持った街」にこだわり、奈良県橿原市今井町の「重要伝統的建造物群保存地区」選定を受けた区域を中心に行っています。
映画祭での上映後はコロナウィルスの状況を十分考慮しながら、国外内での上映・配信を行っていく予定。

画像6: 加藤雅也主演・上本聡監督の短編ハードボイルド映画『決着』が、「なら国際映画祭2020」にて世界初上映決定!深田晃司、舩橋淳 両監督が絶賛のコメント!
画像7: 加藤雅也主演・上本聡監督の短編ハードボイルド映画『決着』が、「なら国際映画祭2020」にて世界初上映決定!深田晃司、舩橋淳 両監督が絶賛のコメント!

●深田晃司監督、舩橋淳監督作品から作品への絶賛コメント

・深田晃司(映画監督)
日本でフィルム・ノワールは難しい。と常々思っている人間ですが、しかし上本聡監督『決着』が極めて正攻法で成立させていることに驚きました。ジャンル映画の空気を過剰に纏うことをしない俳優たちの聡明な演技、陰影を残した端正な撮影、そしてキレの良い編集、どれもが見事でした。特に銃を撃つまでの速度が素晴らしく、これぞまさに「ハードボイルド!」と喝采をあげたくなりました。この世界で長編が見たいです。

・舩橋淳(映画作家)
この人物たちをもっと見ていたい、長編が見たいと感じさせるテンション、切れ味、ショットの呼吸、意外性。全てが詰め込まれた短編に息を呑むしかなかったです。

●ストーリー
時の流れが止まったような静かな町で暮らす一匹狼の殺し屋「私」は、自ら課したルールに従って、世間から隠れるように生きて来た。だがそんなある日、標的の人物を殺して手に入れた封筒を依頼主に受け渡そうとしたところ、突然命を狙われる。
その封筒には「私」にとっては巨大すぎる陰謀の証拠が入っていた…。

タイトル:『決着』 英語タイトル:『The payoff』

出演:加藤雅也、冨手麻妙、上西雄大、柴田明良、尚玄、カトウシンスケ、秋本奈緒美

監督・脚本・編集:上本聡 

プロデューサー:上本聡、座間淳平 
アソシエイト・プロデューサー:山崎正春、夏原健、藤田佳予子 
撮影:根岸憲一 照明:本間光平 録音・音響効果:吉方淳二 
助監督:鹿川裕史 特殊造形:土肥良成 
特殊効果:大宮敏明 VFXスーパーバイザー: 渡辺輝重
協賛:株式会社10ants 

2020年製作/製作国・日本/26分/カラー/5.1ch

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