カンヌ国際映画祭の延期によって、カンヌ映画祭ディレクターのティエリー・フレモー氏によって、ヴェネチアとの1回限りのコラボレーションの可能性を提起し、共同イベント計画なども取りざたされているヴェネチア国際映画祭。

現在、イタリアはほぼ完全な封鎖状態にあり、すべての映画館が閉鎖されています。4月 20日にジョンズ・ホプキンズ大学からの数字によると、コロナウイルスのパンデミックによって180,000人以上の発症者、24,000 人以上の死亡が確認されています。

そんな中、ヴェネチア映画祭のロベルト・チクト代表は、イタリアの通信社ANSAに対して、今年はカンヌ国際映画祭との共同開催の予定はなく、新型コロナウイルスの流行の中で、健康上の懸念があるものの、イベントを延期したり、キャンセルもせず、77回目の映画祭も、予定通りに9月2日から12日までの開催で進めていくと述べました。今後については、5月末までにさらなる計画を発表するという。

一方、カンヌ国際映画祭併設の見本市(マーケット)もオンラインでのバーチャル映画マーケットを模索中だというニュースが発表されたばかりだが、もしカンヌが完全に中止となり、ヴェネチアが9月に計画通りに進めば、映画祭はカンヌ映画祭のために用意されていた豊富なセレクションから恩恵を受けることになりそうだ。

https://www.labiennale.org/en/cinema/2020

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