ブリランテ・メンドーサ監督、映画「義足のボクサー(仮)」製作決定!!

フィリピンに渡った一人の日本人、義足のボクサーの物語。

人は誰でも不完全だ。だから愛おしい。
支え、支えられて。
夢破れてもまた立ち上がる。
人生の価値とは何か?
家族、仲間、誇り、愛。そして己のゴールは。

世界三大国際映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネチア)、その他世界中の映画祭で500以上の賞を受賞。昨年の東京国際映画祭コンペティション部門の審査委員長を務め、プロデュースした最新作は2019年ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞受賞と、まさにアジアを代表する監督、ブリランテ・メンドーサ。

そんな、ブリランテ・メンドーサ監督が、実在の日本人の物語を元に脚色。
日本では義手、義足ではプロ資格を認めていない為、単身フィリピンで史上初のプロボクサーとなった土山直純を原案にし、ジェネラルサントス(フィリピン)、沖縄、福岡を舞台に、初めて日本人キャストを主演とする新作映画を撮影します。

ブリランテ・メンドーサ監督のメッセージ

ボクシングはフィリピンの人々にとって非常に関心が高い競技です。
日本の良き仲間であるプロデューサーの山下氏と主演の尚玄と情熱を分かち合い、このプロジェクトを製作することは、私たちチームにとっても新しい試みでとても楽しみにしています。
尚玄はすでに日々のトレーニングによって、この作品に懸ける意気込みを表明してくれています。
脚本も完成し、ロケ地も決定し、日本とフィリピンの両方で私たちに賛同してくれる仲間も集まってきてくれています。映画作りは間違いなく困難な作業でありますが、我々製作陣の絶え間ない努力に、両国政府間の強力な支援が加われば、このコラボレーションはきっと素晴らしく、誇り高い、世界に共有する価値のあるものになることでしょう。

画像: ブリランテ・メンドーサ監督

ブリランテ・メンドーサ監督

監督:ブリランテ・メンドーサ
45歳で長編映画「マニラ・デイドリーム(05)」の監督としてデビュー。
2008年には「サービス」でフィリピン映画として24年ぶりのカンヌ国際映画祭コンペ出品作となる。続く「キナタイ・マニラ・アンダーグラウンド」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞、さらに「グランドマザー/ばあさん」でヴェネチア国際映画祭コンペ出品、『囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件』(12)でベルリン国際映画祭コンペ出品と、監督デビューから7年で世界三大映画祭全てのコンペティション部門出品という偉業を果たす。
そして『ローサは密告された(16)』 では、第69回カンヌ国際映画祭で、フィリピン映画界初の三大映画祭主演女優賞をジャクリン・ホセにもたらした。
世界の映画祭で審査委員長を務め、新しい才能の発掘、育成にも尽力し、2019年ヴェネチア国際映画祭において審査員特別賞を受賞。2020年米国アカデミー賞外国語映画部門候補のフィリピン代表となった「評決」にはプロデューサーとして参加しており、愛弟子のレイモンド監督を世界に推し出している。

主演:尚玄 メッセージ

夢を追い続ける中で、人に無理だと否定されたことが何度もありました。
この企画自体もそうでした。実現できないと言われながらようやくここまで来ました。
しかも憧れのメンドーサ監督と映画を作れるなんて未だに夢のようです。
僕が土山直純という人間の生き様に感銘を受けたように、誰かの夢を後押しできるような作品になるよう全力で挑みます。

画像: 尚玄(SHOGEN)

尚玄(SHOGEN)

主演:尚玄(SHOGEN)
大学卒業後、バックパックで世界中を旅しながらヨーロッパでモデルとして活動。
2004年帰国、俳優としての活動を始める。2005年戦後の沖縄を描いた映画『ハブと拳骨』でデビュー。三線弾きの主役を演じ、第20回東京国際映画祭コンペティション部門にノミネートされる。その後も映画を中心に日本で活動するが、2008年NYで出逢ったリアリズム演劇に感銘を受け、本格的にNYで芝居を学ぶことを決意しその年の末に渡米。『Street Fighter: Assassin’s Fist』の剛拳役、TV版『DEATH NOTE』のレイ・ペンバー役など、現在は日本と海外を行き来しながら邦画だけではなく海外の作品にも多数出演している。映画『ココロ、オドル』『STAY』が現在公開中。

原案のモデルとなった土山直純さんとは?

画像: ©︎ Hiro Finito Yamaguchi

©︎ Hiro Finito Yamaguchi

3歳の時に右膝下から下を切断し、義足となる。
高校時代にボクシングを始め、長崎高校総合体育大会ウェルター級準優勝、九州高校総合体育大会同級第3位となる。日本では義手、義足ではプロ資格を認めていない為、単身フィリピンでのプロデビューを目指す。2005年5月、単身フィリピンに渡り、南部ミンダナオ島(カガヤンデオロ)ELORDE GYMに入門。彼の真剣な想いに賛同してくれたトレーナー、周りの人々の協力もあり、2006年6月17日、フィリピンでプロデビューを賭けた試合に臨む。負けたらライセンス剥奪という条件下で4ラウンド判定勝利。義足のボクサーとして史上初のプロとなる。

2020年1月中旬ジェネラルサントスにてクランクイン。
2月日本撮影。
6月完成予定。

STORY
幼少期に右膝下を失い、義足で生きる男が、プロボクサーになるという夢を諦め切れずフィリピンに渡る。現地の 人々の陽気さと生命力、自分と違う価値観や誇りのあり方に触れ、少しずつ成長していく男。そこで出会った老練 のトレーナーに、幼いころ別れた父親像を重ねながらプロのリングを目指す。

製作:「義足のボクサー」製作委員会
制作プロダクション:Center Stage Productions, Inc.
監督:ブリランテ・メンドーサ
主演:尚玄

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