山本政志監督の5年ぶりの長編映画最新作がクランクイン!

1982年、高度経済成長の時代に取り残されたマイノリティを描いた『闇のカーニバル』で監督として鮮烈なデビューを果たし、同年のベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に出品され、『ロビンソンの庭』(87)ではベルリン映画祭のzitty賞、ロカルノ映画祭審査員特別賞を受賞など、1980年代に盛り上がったインディーズムーブメントの中心にいた人物が山本政志監督だ。
その後も『JUNK FOOD』(97)を全米10都市で公開、単身ニューヨークに渡り、『リムジンドライブ』(00)の製作など次々に発表し、日本映画の中でもアンダーグランドカルチャーの担い手として映画界を牽引してきた。

2014年の『水の声を聴く』が2015年ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品され、キネマ旬報日本映画で第9位を獲得。山本監督の最新作にして、彼のパワー、エネルギーがぎっしり詰まった新作、それが『脳天パラダイス』だ。

大豪邸に住む父と兄妹。だが、その日は引越しの日。
父が破産、母は昔恋人を作って家を出ており、一家3人は暗い気持ちで引越しの準備をしていた。
不甲斐ない父にイラつきながら、妹の茜が投稿した一回のSNSが、一家を思いもよらぬ運命へと導いていく・・・。

画像: 山本政志監督の5年ぶりの長編映画最新作がクランクイン!

脚本に惚れ込んだ南果歩が元妻・昭子役に決定、笹谷家の家長には幅広いジャンルで活躍するいとうせいこう、謎のホームレス役に柄本明と異色の顔合わせが実現。また、玄理、村上淳、古田新太名を連ねる。息子・ゆうた役には田本清嵐、オーディションを勝ち取ったあかね役には小川未祐、新旧入り乱れたキャスティングと、予想を超える展開の物語でエンターテインメントを作り上げる。また、本作の脚本には、速射砲の如く繰り広げられるギャグで、現実と虚構を縦横無尽に渡り歩く斬新な舞台で、期待のU30演劇人として注目されている、「コンプソンズ」の作・演出金子鈴幸が参戦。スーパーポップなタイトルからして何が起こるかわからない本作にこうご期待!

9月4日、東京都でクランクイン。公開は2020年を予定している。

<あらすじ>

東京郊外、一軒の大豪邸。あとは荷物を積み込むだけとなった部屋を見渡す笹谷修次。家長でありながら、この家を手放す原因を作った張本人である。引きこもり気味の息子・ゆうたは淡々と現実を受け止めている。娘のあかねは、不甲斐ない父親にイラつきながら、やけくそ気分でTwitterに写真とメッセージを投稿する。「今日、パーティーをしましょう。誰でも来てください。飲み物・食べ物は持参してね♡」そのままフテ寝するあかね。投稿がリツイートされたことを知らせる通知が鳴っていることを知らずに・・・。SNS恐るべし。破産して一家離散目前の家族の前に、次々と珍客が訪れ、勝手にパーティー的な、どんちゃん騒ぎ的な事態が繰り広げられていく。頑なに追い返そうとする修次だったが、その目の前に現れたのは、元妻・昭子だった。珍客は増え続け、笹谷一家の引越しは!?いやいや、それどころか客たちによって一家の運命はありえない方向へ導かれていく・・・果たして彼らの行く末は・・!?

<山本政志監督コメント>

どこまでせせこましく、窮屈な世の中にしていくつもりだろう。世界はバカになってしまうのか?
じゃ、をれを上回る大バカあ映画で、バカ世界を吹き飛ばしてみよう。
「脳天パラダイス」始動!

監督:山本政志
脚本:金子鈴幸/山本政志
プロデューサー:村岡伸一郎

出演:南果歩 いとうせいこう 田本清嵐 小川未祐 玄理 村上淳 古田新太 柄本明 他

製作:株式会社パンクチュアルカルチャー/大江戸美術
企画;株式会社シネマインパクト/株式会社C・C・P

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