11月24日(土)よりユーロスペースほか全国にて公開する塚本晋也監督の最新作『斬、』(ざん)が、10月4日より開催される第23回釜山国際映画祭ガラ・プレゼンテーション部門に正式出品が決定した。現在開催中のヴェネチア国際映画祭コンペティション部門、北米最大の国際映画祭トロント国際映画祭に続き、約20万人が訪れるアジア最大の映画の祭典へ出品となった。
塚本作品は『東京フィスト』(95)、『バレット・バレエ』(98)、 『双生児』(99)、『悪夢探偵』(06)、『悪夢探偵2』(08)、『鉄男THE BULLET MAN』(09)、『KOTOKO』(11)、『野火』(14)と数多く出品しているが、最も話題のフィルムメーカーの最新作を紹介し、芸術性と功績を称えるガラ・プレゼンテーション部門での出品は初めてとなる。
毎年、世界の厳選された4~6作品が上映され、過去に日本からは、是枝裕和監督『三度目の殺人』、新海誠監督『君の名は。』、李相日監督『怒り』などの話題作が出品された。

画像: (C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

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塚本晋也監督コメント

「釜山映画祭は、映画祭が始まった年から呼んでいただき、お客さんのあまりの熱狂ぶりに感動しました。毎回心にあたたかいお土産を持ち帰らせていただきます。このたびも釜山のお客さんとお会いできるのが今からとても楽しみです。そしてこの映画が皆さんの心にどう映るのかが楽しみです。ヴェネチア、トロント、釜山と、『斬、』にとって大切な三本柱を立てることができました。とてもよいスタートがきれたと思っています———塚本晋也」

世界中に多くのファンを持つ塚本晋也が、戦争の恐怖をあぶり出した『野火』を経て、さらに時代を遡り初の時代劇に挑んだ。監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナル作品。
物語の舞台は、250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る衝撃作。

 塚本の熱い想いに応えるべく、文武両道で才気あふれる浪人を、渾身の力で演じたのは池松壮亮。昨年に主演した『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』は高い評価を受け、今年も『万引き家族』、『君が君で君だ』、『散り椿』など話題作への出演が続いている。浪人の隣人である農家の娘を演じるのは『彼女がその名を知らない鳥たち』や山田洋次作品で活躍し、日本アカデミー賞に4度輝いた演技派女優の蒼井優。
不穏な時代に精一杯生きる農家の娘を凛とした美しさで体現している。
共に本作で初めて塚本作品への参加を果たした池松と蒼井のぶつかり合うような演技合戦も圧巻だ。

画像: 塚本晋也監督 主演:池松壮亮×ヒロイン:蒼井優の時代劇『斬、』特報 youtu.be

塚本晋也監督 主演:池松壮亮×ヒロイン:蒼井優の時代劇『斬、』特報

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監督、脚本、撮影、編集、製作:塚本晋也
出演:池松壮亮、蒼井優、中村達也、前田隆成、塚本晋也

2018年
/日本/80分/アメリカンビスタ/5.1ch/カラー 
製作:海獣シアター
配給:新日本映画社 
(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

11月24日(土)よりユーロスペースほか全国公開

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