企業への忠誠心が真実を隠蔽し、道徳心が真実を告発した。
この文化的価値観の衝突を前に、日本のメディアは沈黙した――

この度、2018年5月より映画『サムライと愚か者 -オリンパス事件の全貌-』がシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開する事が決定いたしました。

2011年、雑誌「FACTA」のスクープと英国人元社長マイケル・ウッドフォード氏の不当解雇により、明るみになったオリンパス損失隠蔽事件。

画像1: ©チームオクヤマ/太秦

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日本有数の大企業の一つとして、創業100年近くもの歴史を誇るオリンパスで何が起きたのか? 
英国SFO(重大不正捜査局)や米FBI(連邦捜査局)を巻き込み、世界のメディアでも大々的に報道され、日本社会の隠蔽体質だけでなく、ジャーナリズムのあり方までも浮き彫りにした事件の内幕に迫る長編ドキュメンタリー作品が『サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-』である。

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隠蔽、欺瞞、嘘、忖度… そして真実は闇に葬られた――

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内部告発した元オリンパス代表マイケル・ウッドフォード氏自身の体験談を中心に、雑誌「FACTA」で事件をスクープした山口義正記者、海外メディア報道の火付け役となったフィナンシャル・タイムズのジョナサン・ソーブル記者などの事件当事者のインタビューを交え事件の全貌に迫る。
20年以上に及ぶ不正経理が如何にして暴かれていったのかを解剖しつつ、日本の現実と企業のあり方に鋭くメスを入れる。

監督は、短編がロッテルダム映画祭やトライベッカ映画祭などの数々の国際映画祭で評価され、本作が長編デビューとなる山本兵衛。
音楽には、Saycetとして来日公演も行なっているフランスのエレクトロニカ・アーティスト、ピエール・ルフェブが初のサントラを担当している。ヨーロッパで放映され大反響を呼んだ問題のドキュメンタリーが遂に日本上陸。

雑誌「FACTA」で事件をスクープしたジャーナリストの山口義正氏、雑誌「FACTA」編集長の阿部重夫氏、マイケル・ウッドフォード氏の通訳を務めた修行僧の和空ミラー氏より、コメントが届きました!

■山口義正/ジャーナリスト
この事件によって海外では「一人ひとりは優しくて優秀だが、集団になると腐敗して暴走を始める」という日本人観ができあがったという。7年前、私が丸裸にしたのはオリンパスではなく、日本人と日本社会だった。オリンパスは日本社会そのものだったのだ。

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■阿部重夫/FACTA主筆
禍根は残った。FACTAがスクープして6年半、オリンパスの「ココロとカラダ」は今も病んでいる。サムライが去り、愚か者の「戦犯」はしがみついたままだ。臭いものにフタ、根絶できない日本企業は泥沼にはまる。

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■和空ミラー/修行僧、執筆・翻訳業
残念です。「オリンパス事件」を経た今なお自浄能力がない会社です。この映画の焦点となる不正に直接関わった幹部のうち数名が現役で重要ポストに居座っています。また、昨今報道されている賄賂疑惑やパワハラ訴訟をみるかぎり、「三つ子の魂百まで」。

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監督・編集:山本兵衛
企画:チームオクヤマ  
制作:VESUVIUS/POINT DU JOUR   
共同制作:ZDF(ドイツ) ARTE(フランス) BBC (イギリス) SVT(スウェーデン)DR (デンマーク)   
エグゼクティブ・プロデューサー:奥山和由 キャサリン・ブリンクマン ニック・フレイザー ケイト・タウンゼント アクセル・アルノ メッテ・ホフマン・メイヤー  
プロデューサー:リュック・マルタン・グセ  山本兵衛
共同プロデューサー:デボラ・バリヤス 
撮影:関根靖享 
カラリスト:ギレルモ・フェルナンデス  
音楽:ピエール・レフェブ(Saycet) 
2015|ドイツ・フランス・イギリス・日本・デンマーク・スウェーデン共同制作|カラー|DCP|5.1ch|79分|16:9
配給・宣伝:太秦   
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2018年5月よりシアター・イメージフォーラム他全国順次公開!

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