2014年台湾のアカデミー賞と言われる金馬奨映画祭にて最優秀助演男優賞と優秀助演女優賞を獲得し、ベルリン国際映画祭、釜山国際映画祭など数々の世界映画祭に出品され大きな話題を生んだ映画『軍中楽園』。
しかし、そのテーマがタブー視され日本での公開が危ぶまれていたが、2018年5月ユーロスペースほか全国公開することが決定した!
監督はアジアを席巻した『モンガに散る』のニウ・チェンザー、そしてホウ・シャオシェンが編集に協力。
また、今回、公開決定にあたり、ニウ・チェンザー監督からコメントが到着しました。

画像: 台湾の歴史から葬られていった名もなき男たち―40年間公然の秘密とされていた小さな島の女たち―ニウ・チェンザー監督がタブーに挑んだ問題作『軍中楽園』!

1969年、夕日と海が混じり合う小さな島、金門島。
中台最前線の島に配属された青年と老兵、そして女たち。
時代に翻弄された人々の胸を突き刺す本当の物語――

台湾にはかつて831部隊と呼ばれた軍が認める娼館があり、1992年に閉鎖されるまで40年にわたり公然の秘密であった。
国共内戦により1949年に国民政府が台湾に移って以来、台湾の離島は防衛の最前線となっていた。 舞台である金門島は、1950年代から70年代にかけて、中国本土との絶え間ない緊張関係のまっただ中に置かれていた。

◆ニウ・チェンザー監督からのメッセージ◆
このテーマを私が選んだのではない、このテーマに選ばれたのだ。
今回私は初めて幼い頃の記憶をたどり、深くしまいこんできた感情と対峙しました。そして、父の世代が抱いてきた望郷の思いと、不本意にも故郷を奪われた悲しみを描こうとつとめました。
歴史から葬られた彼ら一人一人の物語、愛、そして言葉にならない悲しみを、映画を通して伝えようと思いました。

[ストーリー]
台湾南部出身のルオ・バオタイは20代の青年。不運にも、辺鄙で危険な最前線の島、金門島に兵士として派遣されることになった。
しかも配属先は過酷な訓練で知られる、通称「海龍蛙兵」(フロッグマン部隊)だ。
しかし本当の試練は、831部隊に転属された後に待っていた。

監督/脚本/エグゼクティブ・プロデューサー:ニウ・チェンザー
出演:イーサン・ルアン、レジーナ・ワン、チェン・ジェンビン、チェン・イーハン
提供・配給:太秦 
監修協力:野嶋剛
【台湾/カラー/DCP/133分】 

2018年5月 ユーロスペース、シネマート心斎橋ほか全国順次公開!

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