若かりし頃のカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスの活躍を描いた作品『THE YOUNG KARL MARX』の邦題が『マルクス・エンゲルス』に決定し、カール・マルクス生誕 200 年を迎える来年 2018 年 4 月 28 日(土)より、岩波ホールにてロードショー公開されることが発表されました。
さらに 2018 年は公開劇場の岩波ホールも創立から50 周年を迎え、本作は記念すべき作品となります。

画像: © AGAT FILMS & CIE - VELVET FILM - ROHFILM - ARTEMIS PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINEMA – JOUROR – 2016

© AGAT FILMS & CIE - VELVET FILM - ROHFILM - ARTEMIS PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINEMA – JOUROR – 2016

1840年代のヨーロッパでは、産業革命が生んだ社会構造のひずみが経済格差をもたらし、貧困の嵐が吹き荒れていた。そこでは人間の尊厳も奪われ、不当な労働条件がはびこっていた。
26歳のカール・マルクスはそのいらだちのなかで、搾取と不平等な世界に対抗すべく独自の経済論を展開するが、それによりドイツを追われ、フランスへと辿りつく。
そこで彼はエンゲルスと運命の出会いを果たし、彼の理論を得たマルクスは、大きな運命のうねりに巻き込まれていく。そしてそれは、やがて時代を超えて読み継がれる「共産党宣言」誕生の、夜明け前へと連なっていくのだった。

世界の分断が進み、経済格差、人種差別といった未曾有の世界的秩序の崩壊が雪崩をおこしつつある21世紀のいま、 カール・マルクスが私たちに伝えることとは?エンゲルスとともにその若きエネルギーをぶつけ、歴史の拠点に立った二人の歴史的感動作が誕生しました。
カール・マルクス生誕200周年を迎える記念イヤーである来年2018年4月28日 (土)に満を持しての日本公開となる本作。今、再び脚光があたります!

【監督ステートメント】

「富の分配」「児童労働」「男女同権」といった確信に満ちたマルクスの宣言が扱った主要なテー マは、いま現在、ヨーロッパのみならず世界中が抱えている問題と通じる。この映画で描かれた時 代に続いた歴史について、ここから熟考するか否かは、我々一人一人の責任なのである。 30歳を迎えるよりも前に、マルクスとエンゲルスは世界を変え始めていた。 この映画が描きたかったもの、それは、若さと、思想の革命である。
―ラウル・ペック

<ストーリー>
26 歳のカール・マルクスは、その過激な言動により妻と共にドイツ政府から国を追われる。
1844 年、彼はパリで若きフリードリヒ・エンゲルスに出会う。マンチェスターの紡績工場のオーナーの子息であった彼は、イギリスのプロレタリアート(労働階級)について研究中の身であった。
しかし階級も生まれも違うエンゲルスとの運命の出会いは、マルクスが構築しつつあった新世界のビジョンの、最後のピースをもたらすことになる。マルクスとエンゲルスはやがて、政治的暴動や動乱をかいくぐって、まったく新しい労働運動の誕生を牽引してゆく。労働運動はそれまで単発的で組織化もされていなかったのだ。2 人の若者が率いたこの運動は、ルネッサンス以来の、世界で最も完成された社会変動へと成長していく。

監督:ラウル・ペック
出演:カール・マルクス/アウグスト・ディール フリードリヒ・エンゲルス/シュテファン・コナルスケ
2017 年/フランス・ドイツ・ベルギー合作/フランス語・ドイツ語・英語/118 分/スコープサイズ/カラー
配給:ハーク
© AGAT FILMS & CIE - VELVET FILM - ROHFILM - ARTEMIS PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINEMA – JOUROR – 2016

2018 年 4 月 28 日(土)より岩波ホールほか全国ロードショー

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