『グロリアの青春』でパウリーナ・ガルシアにベルリン国際映画祭主演女優賞をもたらしたチリの俊英セバスティアン・レリオ監督作『ナチュラルウーマン』が、2018年2月よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショーされることとなりました。

画像1: Ⓒ2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA

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チリ、サンティアゴ。ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っているトランスジェンダーのマリーナは、歳の離れた恋人の突然の死によって思いもかけないトラブルに巻き込まれていく――。
どれほど揺るぎない絆を結んでいても法で守られていないパートナーシップの社会的脆さや、ジェンダー・アイデンティティを拒絶する人々の心理を描き、マイノリティと呼ばれる人々への不寛容な空気に一石を投じる作品だ。

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逆境の中でもありのままに生きようとするヒロインを演じたのは、自身もトランスジェンダーである、歌手のダニエラ・ヴェガ。
監督は、パブロ・ララインを輩出するなど躍進目覚ましいチリ映画界が生んだ才能、セバスティアン・レリオ。
12/11に発表となった、第75回ゴールデン・グローブ賞では<外国語映画賞>にノミネート!!
その他
【ナショナル・ボード・オブ・レビュー外国語作品TOP5】
【インディペンデント・スピリット・アワード「Best International Film」部門ノミネート】
【ハリウッド・レポーター誌が選ぶ‶今年のベスト演技5”(ダニエラ・ヴェガ)】
【ハリウッド・レポーター誌アカデミー賞外国語映画賞予想有力候補5】
【メタクリックが選ぶベスト映画2017第3位】
などに選出されるなど、熱い注目が集まっている。

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解禁された映像では、恋人であるオルランドの急死により、絶望の淵に立たされるマリーナの悲痛な姿を捉える。
マリーナが歌う、ヘンデルのアリア『オンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰よ)』に乗せて、思い返されるオルランドとの幸せだった日々。誕生日祝いに交わされた、「イグアスの滝を見に行こう」という約束――。
最愛のパートナーを失った悲しみの最中、警察からは身体検査を強要され、オルランドの息子や血縁者たちはマリーナを街から追い出そうと攻撃する。元妻からも「お通夜にも葬儀にも来ないで」と拒否されるマリーナだったが、愛する人に最期の別れを告げたいという切なる想いが彼女を突き動かしていく。
南米アルゼンチンを旅するゲイカップルを描いた、ウォン・カーウァイ監督作の名作『ブエノスアイレス』を想起させるような“イグアスの滝”の映像。さらに、人生の“向かい風”を象徴する嵐の中を歩いていくシーンは、ラテンアメリカ独特のマジックリアリズム的世界観に溢れ、印象的だ。自分を肯定しながら凛と生きるマリーナの姿が美しく、「私らしく、私を生きる。」という力強いメッセージに溢れた予告編となっている。

『ナチュラルウーマン』 予告

画像: 『ナチュラルウーマン』 予告 youtu.be

『ナチュラルウーマン』 予告

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<STORY>
チリ、サンティアゴ。トランスジェンダーでナイトクラブのシンガー、マリーナは歳の離れたボーイフレンドのオルランドと暮らしていた。マリーナの誕生日を祝った夜、自宅に戻ると突然オルランドの意識が薄れ亡くなったことで、マリーナは思いもかけないトラブルに巻き込まれていく。それでもマリーナは女性として生きていく権利を胸に、自分らしさを守るための闘いに挑むことを決める。

監督・脚本:セバスティアン・レリオ『グロリアの青春』『Disobedience』
出演:ダニエラ・ヴェガ、フランシスコ・レジェス、ルイス・ニェッコ 2017年/チリ・ドイツ・スペイン・アメリカ作品/スペイン語/104分/原題:Una Mujer Fantástica/英題:A Fantastic Woman 提供:ニューセレクト/
配給:アルバトロス・フィルム
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2018年2月より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー。

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