トリニダード・トバゴの著名な作家であるキム・ジョンソン脚本のドキュメンタリー・ドラマを邦題
『スティールパンの惑星』とし、2017年9月23日(土)よりアップリンク渋谷にて公開することが決定いたしました。
併せて、ポスターヴィジュアルも公開されました。

画像: (c)CaribbeanMusicGroup/Winds/Santimanitay

(c)CaribbeanMusicGroup/Winds/Santimanitay

その音色は
空気をパラダイスに
変える

ドラム缶を盗んでゲットーまでの坂道を駆け戻った
音楽が好きすぎる少年たちの冒険からすべてははじまった
1940年代、イギリスの植民地、アメリカの軍事基地だった島
スティールパンは貧困と抑圧のなかから生まれた
アフリカのドラムは禁止されていた
それでも音のでるものならなんでも、叩いて叩きまくる
そのリズムへの情熱が まったく新しい楽器を作りだした
カーニバルの熱狂と興奮
カリブ海最南端のちっぽけな島
トリニダード・トバゴで生まれた
世界でいちばん新しい
アコースティック楽器スティールパン
その創世と今を
時空を超えて描くドキュメントドラマ
そして今、スティールパンはピース&ラブのシンボルになった
世界一を決める大会、パノラマで150を超えるバンドが競いあう
120人編成のオーケストラがひとつになる夜
そしてたった一曲のために
世界中からプレイヤーたちが集まってくる
8分間のなかに永遠を探すために
アメリカ、フランス、日本、そしてトリニダードから
スティールパンに魅せられはじめてパノラマに参加する
プレイヤーたちを追いかけるドキュメントのなかで
現在と過去が交錯する
誰もレゲエミュージックを知らなかった時にやってきた映画
ハーダー・ゼイ・カムやロッカーズのように
この映画は新しい扉をあけるだろう
暴力と抗争の時代を生きた
レジェンドたちの貴重なインタビューが
なぜこの楽器が
生まれなければならなかったかを語る
世界には
まだ私たちの知らないパラダイスがある
そしてそこには音楽がある

映画に寄せる著名人コメント

最初から55ガロン缶ではなかった?つまりあのでかいドラム缶が一世を風靡し続けているのはスティールパンで勝ち上がりたい若者の無邪気な野心のおかげだったのだ、バンザイアフリカン・ブラッドだな。島国根性の裏返しだけど「オレが一番」「オレのチームが一番」「オレの町が一番」「オレの国が一番」で切磋琢磨して注意深く暴力を排除して音楽愛の花咲かせました、という教訓がこの惑星にはとても重要なテーマかと思いました。    
── Rankin Taxi(Reggae-DeeJay)

一見摩訶不思議な楽器、スティール・ドラムの誕生、この楽器がトリニダードの社会で今も持ち続ける地位、毎年開催される大会の熾烈な競争、その大会に無謀にも参加する若い日本人女性の存在等々、一部再現ドラマを含むちょっと変わり種のドキュメンタリーですが、とても興味深い作品です。
── ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

スティールパンの生い立ちに胸が熱くなる。そしてパンの新しい広がりに心踊る。物語と記録を融合させた語り口にいつの間にか引き込まれ、トリニダードに帰ったような気分にさせてくれる。偉大な人たちの言葉に触れられて音楽もいい。パンの過去を知り今を伝える素晴らしい映画です。
── 原田芳宏(スティールパンプレイヤー/作・編曲家)

優しくて美しい音色は頭蓋骨の隅々まで響き渡る熱いリズムへと昇華し僕らの血を踊らす。その眩いばかりの光の影には虐げられた人々の涙が隠れていた。たとえ全てを奪われたとしても彼らの魂は奪えなかった。
この映画でスティールパンの歴史と今を知り僕も魂が揺さぶられた。
── EXILE ÜSA

『スティールパンの惑星』(2015年/トリニダード・トバゴ/英語、日本語、フランス語/カラー/80分/16:9/原題:PAN! OUR MUSIC ODYSSEY)
監督:ジェローム・ギオ&ティエリー・テストン
脚本:キム・ジョンソン
プロデューサー:ジャン・ミッシェル・ジベ
音楽ディレクター:ティエリー・プラネル
録音プロデューサー:渡辺洋一
キャスト:レイ・ホルマン、アンディ・ナレル、レン“ブグジー”シャープ、レナルド“レッド”フレドリック、エヴァ・ゴールドスティーン、二ノ宮千紘、ジョバンニ・クレアモント
(c)CaribbeanMusicGroup/Winds/Santimanitay

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