父と娘の止まった時間が動き出す<愛と再生>の物語。
『君はひとりじゃない』

第65回ベルリン国際映画祭で監督賞となる銀熊賞を受賞し、ポーランドのアカデミー賞であるイーグル賞で主要4部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞)を受賞した『BODY』(原題)が『君はひとりじゃない』の邦題でシンカ配給にて7月22日(土)より、シネマート新宿、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開が決定致しました!

本作はポーランドの俊英女性監督が独創的に描く<再生>の物語。
ベルリン国際映画祭、ポーランドのイーグル賞など数々の映画賞に輝き、アメリカでも辛口レビューサイトRotten Tomatoesで88% Freshという高評価をたたきだした話題作!
日本でも2015年の東京国際映画祭、そして2016年のポーランド映画祭で上映が行われ、その評価の高さから本公開が待ち望まれていた作品です。
娘役のユスティナ・スワラは監督がFacebookから見出し、本作が演技、映画ともにデビューとなる。世界から注目を集める『君はひとりじゃない』にご注目ください!

本作で主演男優、女優を受賞した2人の演技に注目!

本作は最愛の人の死によって心が離れてしまった父と娘とそんな2人に奇想天外なセラピーを持ちかける天才セラピストが織りなす感動のストーリーとなっています。

その父を哀愁いっぱいに演じるのは、現在77歳のヤヌシュ・ガヨス。
ポーランドの俳優や映画監督を養成する名門校であるウッチ映画大学に4度目にしてやっと入学した彼は在学中にデビューを果たし、優秀な生徒として卒業しました。数々の作品に出演した彼は55歳の時に名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督の『トリコロール/白の愛』に出演しています。

画像1: (C)Nowhere sp. z o.o., KinoŚwiat sp. z o. o., D 35 S. A., Mazowiecki Fundusz Filmowy 2015 all rights reserved.

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そして1999年から始まった、ポーランドのアカデミー賞とも呼ばれるイーグル賞で2度の主演男優賞、1度の助演男優賞を受賞した実力派なのです。
そのうちの1回は本作での受賞ということで、彼の熱演に注目です。同映画賞では、生涯貢献賞を受賞し、2011年にはそれまでの功績から当時ポーランドの大統領から表彰を受けたというから、彼がポーランドで誰もが知っており愛されている名俳優ということがわかります。
彼の演じる父親の言葉は少ないがにじみ出る孤独には誰もが心を痛め、そしてラストにはあたたかな気持ちにしてくれるでしょう!

もうひとりの名優は風変りなセラピーを施す天才セラピストを演じたマヤ・オスタシェフスカ。
昨年亡くなったポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督の『カティンの森』で主演を務めた彼女は、祖母は女優、祖父は彫刻家、父はミュージシャン、というアーティスト一家に生まれた現在44歳。舞台でも活躍し、批評家から“超越している”“驚異的だ”などと評される彼女。

画像2: (C)Nowhere sp. z o.o., KinoŚwiat sp. z o. o., D 35 S. A., Mazowiecki Fundusz Filmowy 2015 all rights reserved.

(C)Nowhere sp. z o.o., KinoŚwiat sp. z o. o., D 35 S. A., Mazowiecki Fundusz Filmowy 2015 all rights reserved. 

セラピスト役にアンナを起用したことについて監督のマウゴシュカ・シュモフスカは「マヤは優れた舞台女優です。映画でも大きな役をたくさん演じてきました。ポーランドの映画界は40歳を超えた女優にあまり多くの仕事を与えません。彼女たちが演じるような役は概して面白味がなく、面白い役は20代の女優たちのためのものです。私はマヤの才能を生かし、彼女の経験が物を言うような登場人物を作ることを考えていました。それで共同脚本家と一緒に彼女のためにあのセラピストを作ったんです。」と、本作のセラピスト役はマヤのために作ったというから驚き!その裏にはポーランド映画界の事情も隠されているんですね。そしてイーグル賞では本作での演技を含め2年連続の主演女優賞を獲得しました。そんなマヤ演じるアンナはセラピストとして患者の少女らに明るい笑顔でユニークな施術を行います。そんな彼女も家に帰ると1人で食事をし、犬と会話をする日々。
父と娘だけではなく、実はセラピスト本人も抱えている孤独を静かに表現します。

ポーランドに愛される2大名優の競演にぜひご注目ください。

画像: ベルリン国際映画祭銀熊賞『君はひとりじゃない』予告 youtu.be

ベルリン国際映画祭銀熊賞『君はひとりじゃない』予告

youtu.be

【STORY】
突然、母親を失ったオルガ(ユスティナ・スワラ)とその父(ヤヌシュ・ガヨス)。オルガは心身を病んでしまいちと屋に対して心を閉ざす。ヤヌシュは喪失感を拭えず、検察官として事件現場に立つも人の死に対して何も感じなくなっていった。オルガは父を、そして自らの体を嫌悪し、日々、やせ細っていく。父と娘の間には埋められない溝ができていた。そんな娘を見かねた父親がセラピストのアンナ(マヤ・オスタシェフスカ)の元に通わせる。オルガはそこでリハビリを行っていくが、アンナのセラピーは、普通では考えられない方法だったー。

監督:マウゴシュカ・シュモフスカ
出演:ヤヌシュ・ガヨス、マヤ・オスタシェフスカ、ユスティナ・スワラほか
2015年/ポーランド/カラー/デジタル/ポーランド語/93分/原題:BODY/映倫区分:G指定
配給:シンカ 
提供:東宝東和 
宣伝:スキップ 
後援:ポーランド文化広報センター
(C)Nowhere sp. z o.o., KinoŚwiat sp. z o. o., D 35 S. A., Mazowiecki Fundusz Filmowy 2015 all rights reserved. 

7月22日(土)より、
シネマート新宿、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開

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