2017年は、女性監督が大活躍!

『永い言い訳』の西川美和、『少女』三島有紀子、『俳優 亀岡拓次』横浜聡子といったベテラン・中堅監督から、『溺れるナイフ』で鮮烈な商業映画デビューを飾った若手監督山戸結希など女性監督の活躍が著しい近年。

今までは、新作『光』が公開で話題の河瀨直美や昨年『永い言い訳』を発表した西川美和などが女性監督の代表格であったが、 続々と若手もデビューし、日本の女性監督たちはますますの今後の活躍が期待されています。

シネフィルでもすでにお馴染みの杉野希妃監督『雪女』や若手 酒井麻衣監督『はらはらなのか』

この、3月4月の公開作だけでも、その傾向は顕著に出ています。
現在公開がスタートした『雪女』(第 29 回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品)。
メガホンを取る杉野希妃は、2005 年『まぶしい一日』で主演を務め映画デビュー。
2010 年には自らがプロデュースし主演も務めた『歓待』が第 23 回東京国際映画祭ある視点部門作品賞などを受賞。そして 2014年長編映画監督デビューを果たす。女優としても活躍する彼女は本作でも監督と主演を務めています。
杉野希妃は女優と監督そして、プロデュースの才能を持つ若手の映画監督です。

画像: 杉野希妃 監督・主演『雪女』予告 youtu.be

杉野希妃 監督・主演『雪女』予告

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2017年3月4日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマ・ジャック&ベティ
2017年4月1日よりシネ・リーブル梅田、大阪シネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館、神戸元町映画館 ほか全国順次公開!

そして 4月 1日には酒井麻衣監督作の『はらはらなのか』が公開されます。
酒井麻衣監督京都造形大学在学中に製作した『棒付きキャンディー』で映文連アワード 2012で部門優秀賞、山形国際ムービーフェスティバル審査員特別賞を受賞し才能の片鱗を見せる。
『笑門来福』はあいち国際女性映画祭・旬グランプリ、したまちコメディ映画祭入選。
昨年劇場公開された『いいにおいのする映画』はスタンダードサイズの画面とモノクロ&パートカラーという斬新な表現が話題となった作品で、MOOSIC LAB 2015 にてグランプリほか史上初の 6 冠に輝きました。

画像: ©2017「はらはらなのか。」製作委員会

©2017「はらはらなのか。」製作委員会

最新作は、小学生に大人気の原菜乃華を本人役で起用し、『新・幕末純情伝』や『笑う招き猫』など映画・演劇で引っ張りだこの松井玲奈も出演。さらに主題歌には『逃げるは恥だが役に立つ』でオープニングテーマを歌ったチャラン・ポ・ランタンの楽曲を使用。
酒井麻衣は旬のキャスト・ アーティストを一早く起用する鋭い嗅覚と斬新な表現力を持つ期待される若手監督。

2017.4.1(土) 新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

シネフィルで初紹介の熊谷まどか監督の『話す犬を、放す』の公開始まる!

そして、女性監督の活躍に注目が集まる中、今年商業長編映画デビューとなる、遅咲きながらも期待が集まる女性監督熊谷まどかの 『話す犬を、放す』が 3 月 11日より公開いたしました。

本作は、『はっこう』にてぴあフィルムフェスティバル 2006 グランプリなどを受賞している期待の女性監督熊谷まどかの初長編作品であり、本年度第 29 回東京国際映画祭共催/提携企画として上映された作品。

画像: C2016 埼玉県/SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザ

C2016 埼玉県/SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザ

『話す犬を、放す』は売れない女優のレイコと“レビー小体型認知症”を発症した母を中心とした、女性の「あったかもしれないもう一つの人生」を描いた物語。
なんとか女優を続けているレイコのもとに、映画出演のチャンスがやって来る。しかし折悪く母のユキエが“レビー小体型認知症”を発症してしまう。母の世話と夢を叶えることを両立させようともがくレイコ。子育てをしながら監督業を続ける山本監督に少しうらやましさを感じつつ、自らの状況に苦心するレイコだが・・・。

パーキンソン病のような症状や幻覚・幻視を見るという症状が出る“レビー小体型認知症”を軸に夢を 追求するということ、介護という問題、“生きる”ということなど、母娘それぞれが抱える「あったかもしれないもう一つの人生」への葛藤を独特のユーモアを交えながら温かく見つめ、人間賛歌へと昇華させたハートフル・コメディ。

本作にて商業長編映画監督デビューとなる熊谷まどか監督は2006年に『はっこう』がぴあフィルム フェスティバル2006グランプリ、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭審査員特別賞などを受賞。 2013年『世の中はざらざらしている』が SKIPシティ D シネマ国際映画祭、ソウル国際女性映画祭などにて入選を果たす。若手映画監督の登竜門と呼ばれる数々の映画祭での受賞歴を持つ熊谷まどかは、 遅咲きながらも本作をきっかけに注目度を増す期待の新人女性監督のひとりとなった。

熊谷まどか監督

このほかにも、現在公開中の『島々清しゃ』の新藤風監督や井の頭公園 100周年を記念した映画『PARKS』の瀬田なつきなど、 女性監督の作品が今年も続々と公開する。
彼女たちの今後の活躍にに目が離せなくなってきましたね。

熊谷まどか監督『話す犬を、放す』

■ストーリー
売れない女優・レイコのもとに、ある日、昔の仲間で今や人気 俳優になった三田からの紹介で、映画 出演の話が舞い込んでくる。喜び勇むレイコだが、折悪しく母・ユキエが“レビー小体型認知症”を 発症し、かつての飼い犬・チロの幻視に悩まされるようになってしまう。女優としてこれが最後かも 知れないチャンスと、母との生活を両立させようと奮闘するレイコだが...。娘、母それぞれが抱える 「あったかもしれないもう一つの人生」への葛藤を、独特のユーモアを交えながら温かく見つめ、人 間賛歌へと昇華させたハートフル・コメディ。

画像: 映画『話す犬を、放す』 予告編 youtu.be

映画『話す犬を、放す』 予告編

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2016 年/日本/84 分
出演:つみきみほ、田島令子/眞島秀和、木乃江祐希
監督・脚本:熊谷まどか
製作:埼玉県/SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザ
制作:デジタル SKIP ステーション、オフィス・シロウズ
配給・宣伝:アティカス
C2016 埼玉県/SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザ

2017年3月11日(土)より有楽町スバル座ほかにて全国公開中!

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