「孤高」とか「、反骨」とか「、無頼」とかを頭に冠せられてきた伝説のフォークシンガー高田渡の新しい映画『まるでいつもの夜みたいに~高田渡 東京ラストライブ』が渋谷アップリンクで公開いたします。

画像1: 12年前突然亡くなった高田渡!でも”タカダワタルハ、イキテル!”『まるでいつもの夜みたいに~高田渡 東京ラストライブ』公開!

この映画に長い解説はいらない。
とにかく、高田渡さんの東京ラストライブは凄かった。2005年3月27日(日曜日)のことだ。歌いはじめたころの渡さんのような、ギター一本の単独ライブだった。

その夜、高円寺の居酒屋に集まった30人余りの観客はしあわせだった。全国の小さな店や大きなホールを旅するなかで磨きに磨きあげられた渡さんの歌に酔いしれ、焼酎をちびりちびりやりながら発する絶妙な間合いの話術に大笑い。夢のような時間が流れた。
このライブのあと、北海道ツアー中の2005年4月4日(月曜日)に倒れた渡さんは、その12日後、56歳でコノヨニオサラバシタ。

あれから12年になる。
でもね、この映画をスクリーンに投影すると、そこに最後までフォークシンガーらしい生き方を貫き通した渡さんが、“まるでいつもの夜みたいに”登場し、歌い、語る。タカダワタルハ、イキテル!

画像2: 12年前突然亡くなった高田渡!でも”タカダワタルハ、イキテル!”『まるでいつもの夜みたいに~高田渡 東京ラストライブ』公開!

各界からのコメント

高田渡にとってライブはそれこそ吉祥寺の立ち飲み屋にいる時と同じく日常であった。その日もいつものように高田渡は歌い、夜の街に消えていった。いまも僕らの知らない土地で歌っているのか、飲んでいるのか。今日もどこかで父は冗談話をしているに違いない。悪戯な笑顔とともに。
高田 漣(ミュージシャン)

渡さんだけのあの、ギターのピッキングに酔いながら、『風』で唄われる「本当のことが言えたらな」に目頭を熱くし、「言ってるくせに」と映画の中の渡さんに話しかけていた。
佐野史郎(俳優・映画監督)

けっこう毒舌。でも誰も怒れない。だってペーソスそのものだもの。映画を観ながらあらためて思う。唄い、そして、歩き、喋る。すべて高田渡だ。
森 達也(映画監督・作家)

あまりにもリアルで鮮やかなだけに、もう渡さんはいないんだ、渡さんにはもう会えないんだ、何でこんなにも早く歳月が流れるんだと、つらく、悲しく、寂しい気持ちにぼくは襲われてしまった。
中川五郎(フォークシンガー・文筆家)

画像3: 12年前突然亡くなった高田渡!でも”タカダワタルハ、イキテル!”『まるでいつもの夜みたいに~高田渡 東京ラストライブ』公開!


『まるでいつもの夜みたいに』 代島治彦監督コメント

映画『タカダワタル的』によって人気が頂点に達した 2005 年、高田渡は突然帰らぬ人となりました。本人はそんな自分の人生の成り行きをどう思っていたのでしょうか。
映画『まるで~』は、人生最後の単独ライブとなった 2005 年 3 月 27 日(日)の映像記録を中心にまとめられています。
全国の小さな店や大きなホールを旅するなかで磨き上げられた歌に酔いしれ、絶妙な間合いで発する話術に大笑い。この夜の観客は幸せでした。でも、珍しく「自分の過去」 を振り返る高田渡は少し寂しそうでも、疲れているようでもありました。
一本のライブ に「人生の柄」が出る。人生最後の単独ライブは、そんな奇跡的な時間でした。
映画『まるで~』は高田渡ファンだけではなく、高田渡を知らない若い世代に観てほしい。

画像4: 12年前突然亡くなった高田渡!でも”タカダワタルハ、イキテル!”『まるでいつもの夜みたいに~高田渡 東京ラストライブ』公開!

出演:高田 渡 中川イサト 中川五郎

監督・撮影・編集:代島治彦

語り:田川 律
題字・絵:南 椌椌 
ピアニカ演奏:ロケット・マツ
整音:田辺信道 滝澤 修 
宣伝美術:カワカミオサム
配給協力:アップリンク TONE 
製作・配給:スコブル工房

2017年/日本/デジタル/カラー/74分

4月29日(土)よりGWロードショー!

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