戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」(新潮文庫刊)を、『タクシードライバー』、『ディパーテッド』のアカデミー賞®受賞のマーティン・スコセッシ監督が完全映画化した『沈黙-サイレンス-』(原題:Silence)が、2017年1月21日(土)より全国公開となります。

すでに、アカデミー賞®最有力と注目される本作は、スコセッシが1988年に原作と出会ってから28年、読んだ瞬間に映画化を希望し、長年に渡り暖め続けてきたという待望のプロジェクトです。
17世紀江戸初期、激しいキリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本にたどり着いた宣教師の目に映った想像を絶する日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で描いた歴史大作です。

キャストはアンドリュー・ガーフィールド(『アメイジング・スパイダーマン』)、リーアム・ニーソン(『シンドラーのリスト』)、アダム・ドライバー(『スター・ウォーズ フォースの覚醒』)に加え、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派が集結。遠藤周作没後20年、原作「沈黙」刊行50年の節目の年にハリウッドと日本が融合した、今年度の賞レースにおける最注目作品となっております。

アンドリュー・ガーフィールドが演じる主人公ロドリゴの場面写真が解禁にー

2007年のロバート・レッドフォード監督作品『大いなる陰謀』で映画デビューを飾ったガーフィールドは、テリー・ギリアム監督の『Dr. パルナサスの虜』(09)、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』(10)などで着実にキャリアを重ねてきた。
そして、彼の名を一躍世界に知らしめたのは、主人公・ピーター・パーカーを演じた『アメイジング・スパイダーマン』2作(12,14)だ。
その後も、リーマンショック後のアメリカに生きる労働者を演じた『ドリーム ホーム99%を操る男たち』(14)など、個性的な演技を披露してきた。
また、日本を舞台にした主演最新作『ハックソー・リッジ(原題)』(11/4全米公開)では、敬虔なクリスチャンであることから武器を放棄した救護兵を体当たりで熱演。批評家の評価も高く、日本発の『沈黙-サイレンス-』との2作品で賞レースへのノミネートが確実視されている。

本作でガーフィールドが演じるのは、ポルトガル人の若き宣教師ロドリゴだ。日本に渡ったフェレイラ(リーアム・ニーソン)が棄教したとされる師の真実を確かめるために同僚のガルペ(アダム・ドライバー)と共に日本を目指す。長い旅の中継地であるマカオで出会った
日本人キチジロー(窪塚洋介)に導かれ、長崎へとたどり着く。無事に到着したのもつかの間、苛烈な切支丹弾圧を行う長崎奉行の目を逃れ、敬虔な信者であるモキチ(塚本晋也)らが暮らすトモギ村に匿われることになる。

画像1: Photo Credit Kerry Brown

Photo Credit Kerry Brown

今回公開された画像は、ガルペと共に潜伏を続けていたロドリゴが、つかの間の休息を求め隠れ家から外に出た姿をとらえた場面写真だ。降り注ぐ陽光によって浮かびあがるその顔には、手入れされていない髪に無精ヒゲが伸び盛っている。だが、ロドリゴの表情には、輝ける未来を信じる信念が宿り、その瞳は輝きに満ちている。
どんな苦難にも耐える信念を胸に秘めたロドリゴだが、この先には過酷な試練が待ち
受けていることになる…。
世界的な巨匠マーティン・スコセッシの演出によって、アンドリュー・ガーフィールドが更なる輝きを放つ。肉体面だけではなく、精神的な表現が必要となる難役に挑んだ若き俳優にオスカーは微笑むことになるのか。レベルアップしたその演技に期待は高まるばかりだ。

画像2: Photo Credit Kerry Brown

Photo Credit Kerry Brown

映画『沈黙-サイレンス-』
原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫刊) 原題:Silence 
監督:マーティン・スコセッシ 
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
撮影:ロドリゴ・プリエト 
美術:ダンテ・フェレッティ 
編集:セルマ・スクーンメイカー
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー 窪塚洋介 
   浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシ 
配給:KADOKAWA

2017年1月21日(土) 全国ロードショー

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