ドキュメンタリー映画『追憶』

1944年、海岸線は血に染まり、1万を超える命を奪い去った。
南太平洋パラオ諸島に浮かぶ美しき小さな島、ペリリュー島。
忘却の彼方に浮かぶペリリュー島の記憶が、平和への思いを紡ぎ出す――

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1944年11月、南太平洋パラオ諸島に浮かぶ美しき小さな島、ペリリューの壮絶な戦いで全軍を指揮した中川州男大佐の最後の時を、愛妻に宛てた手紙とともに描く。
第二次世界大戦終結から70年を迎えた2015年4月、天皇・皇后両陛下がパラオ共和国ペリリュー島の慰霊碑で戦没者を追悼された。
1944年11月、70日に及ぶ激戦の末、日本軍、米国軍合せて1万を超す命がこの地に散った。余りにも悲惨で苛烈であったがために、日米双方で語られる事がなく忘れられた戦い。当時、日本軍守備隊を指揮した中川州男大佐が妻に宛てた手紙は、過酷な戦場に於いても家族を思う優しさが行間から溢れている。

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米国防総省、米海兵隊歴史部、米国立公文書館、陸上自衛隊第8師団、NHK、日米双方からの膨大な資料映像、元日本兵、アメリカの元海兵隊兵士、島民の証言から戦いの全貌を描き出す。
歴史的史実を圧倒的な映像で描き出し、数々の証言により普遍的な家族の愛、国を超えた平和を祈る思いが、戦争とは何かと問いかけるドキュメンタリーである。これほどまでの膨大な日米双方からの資料映像が見られる作品はいままでに前例がなく、歴史的にも大変意味のある作品となっている。

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知的障害のある人たちがスポーツを通じ社会参加するスペシャルオリンピックスを題材にしたドキュメンタリー映画『エイブル』『ホストタウン』『ビリーブ』等、他者への優しい眼差しと共に、社会的問題を常に提言するドキュメンタリー作品を多く手掛ける小栗謙一が監督。

製作は日本映画界を代表する映画プロデューサーの奥山和由。「ハチ公物語」「226」などの超大作を手掛ける一方、北野武を監督としてデビューさせ世界に送り出し、スクリーンインターナショナル映画生誕100年特集号で世界の映画人100人に日本人としては唯一選出される。
最新作は終戦70周年記念映画荒井晴彦監督「この国の空」、ベルリン国際映画祭正式招待作品・桃井かおり監督「火Hee」。
炎のコバケンこと小林研一郎が音楽を担当。
被爆体験、戦争体験を語り続けている美輪明宏の語りが、美しきペリリュー島に木霊する。

画像: ドキュメンタリー映画『追憶』予告編 youtu.be

ドキュメンタリー映画『追憶』予告編

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製作:奥山和由/監督:小栗謙一
ピアノ:小林研一郎/語り:美輪明宏
原作:升本喜年「愛の手紙」~ペリリュー島玉砕~中川州男の生涯(熊本日日新聞社刊)
出演:土田喜代一/升本喜年 他

11/5(土)より東京都写真美術館ホールほか全国順次公開


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