今後5年間はお蔵入りする彼らの作品をお見逃しなく!

歌川国芳 「初雪の戯遊」
アメリカを代表する美の殿堂・ボストン美術館は、古今東西の優れた美術品を網羅する約40万点のコレクションで知られています。そのうち約10万点を数える日本美術コレクションの半数以上を占める浮世絵の中から、江戸後期の人気絵師、歌川国芳(1797~1861)と、歌川国貞(1786~1864)による錦絵170件を本展覧会で展示いたします。
この二人は役者絵の巨匠・初代歌川豊国の門下で、江戸後期の錦絵黄金時代を築いた絵師です。国芳は不遇にめげず努力を重ね、当時日本でも大人気の「水滸伝」を主題とする錦絵で一躍脚光を浴び、以後中国や日本の合戦や怪異譚を豪快かつ大胆に描いたものや、ユーモアあふれる戯画の分野で無双の表現力を発揮しました。
国貞は、当時の歌舞伎界のトップスターだちと親交かおり、役者絵の第一人者としての立場を確固たるものにします。美人画の分野でも時代の王道をいく表現を確立し、幕末まで浮世絵界の第一人者として活躍しました。
本展は、当時最大の娯楽・歌舞伎の演目になぞらえた二幕13章で構成されます。文化・文政期から激動の幕末期まで、競いあうように描き続けた二人の巨匠、歌川国芳と歌川国貞。この二人の錦絵から、江戸の「俺たち」「わたし」が夢見た世界や、胸踊らせた娯楽や体験を実感してください。
また、神戸展ならではの魅力として、7月31日(日)まで全作品の写真撮影が可能です。(フラッシュ撮影は禁止です。)ぜひ、この機会にお越しください。

歌川国芳 「縞揃女辨慶」安宅の松

歌川国貞 「浮世人精天眼鏡」団扇
開催概要
展示会名 :「ボストン美術館所蔵 俺だもの国芳わたしの国貞」
会 期 : 平成28年(2016)6月18日(土)~8月28日(日) 62日間
開催場所: 神戸市立博物館
住 所 : 〒650-0034神戸市中央区京町24番地
開館時間 : 午前9時30分~午後5時30分(土曜は午後7時まで)
※入館は閉館の30分前まで)
休館日 : 月曜[ただし、7月18日(月・祝)は開館]、7月19日(火)休館
入館料 : (一般)(高・大生)(小・中生)
当 日 1,500円 1,100円 600円
前 売 1,300円 900円 450円
団体(20人以上)1,300円 900円 450円
※65歳以上で「神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)」持参の方は当日一般料金が半額。
※障害のある方は身体障害者手帳・療育手帳などの提示で無料。 ※小学生未満は無料。
※神戸市および隣接6市1町、淡路3市、鳴門市、徳島市、篠山市の小中学生は
「のびのびパスポート」提示により無料
主 催 : 神戸市立博物館、ボストン美術館、読売テレビ、読売新聞社
協 賛 : 光村印刷、大和ハウスエ業、日本教育公務員弘済会兵庫支部、非破壊検査
協 力 : 日本航空、日本通運
企画協力 : NTVインターナショナル
公式H P : http://www. ytv.co.jp/kunikuni/
問い合わせ : 078-391-0035(神戸市立博物館)
アクセス
<公共交通でお越しの方>
JR「三ノ宮」、阪急/阪神「神戸三宮」、ポートライナー/地下鉄西神・山手線「三宮」から
南西へ徒歩約10分
JR/阪神「元町」から南東へ徒歩約10分
地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前」から南東へ徒歩約5分
新幹線「新神戸」から地下鉄西神・山手線に乗換え、「三宮」下車
神戸空港からポートライナーで18分、「三宮」下車