台湾、香港、中国本土など中華圏での仕事歴20年
(うち半分の10年は中国暮らし)
自称!日中友好大使の小松拓也です。

画像: 小松拓也

小松拓也

今回は前回の続きを書きこんでいきたいと思います。
本題に入る前にまずお断りしておきたいのが、前回に引き続きまずはこちらを共通認識にしてお読み頂けると助かります。
爆買いがどのぐらいの消費額を指すのか?明確でないため、ここで使う「爆買い」は、日本の観光産業に中国人旅行客がもたらす恩恵が高いかどうか?という認識を共通の認識として書いていきます。
詳しくは是非「第5回中国人爆買いはいつまで?課税率引き上げは関係ない?」をご覧ください。
ちなみに前回は『そもそも爆買いの明確な定義って何でしょう?』
①人気の高い家電や化粧品などの固有商品が大量に売れることですか?
②それとも飲食やレジャーなどの各種サービスを上記に含めた、中国人旅行客の日本国内における総消費額の総称ですか?
上記の①に関しての個人的見解を話して来ました。
なので今回は②に関して検証していきたいと思います。

画像: 中国人旅行客にも人気の高い東京ディズニーランド https://www.youtube.com/watch?v=cpK8lMsrG1s

中国人旅行客にも人気の高い東京ディズニーランド
https://www.youtube.com/watch?v=cpK8lMsrG1s

ここで再び、「日本、台湾、香港、中国へ時を隔てながら渡ったものとは?」 で話させてもらった日本の飲食や美容など、各種サービスへの需要への高まりとその期待!に関して話が及びます。
前回の記事で日本の商品は2015年のピーク時に比べて売れにくくはなるが、それでもある程度の需要は当面見込める可能性が高いのでは?とお伝えしました。
今後は日本の商品だけでなく、取り組みや努力の工夫や姿勢によっては、各種サービスへの需要を今よりも更に高められる期待が高いと思います。
政治による国同士の関係悪化など、よほどの問題が起こらない限りは旅行好きな現代中国人にとって日本はまだまだ人気の旅行先です。
加えて日本を訪れるリピーターも増えつつある状況です。
皆さんもご経験あるかと思いますが、せっかく海外旅行に出掛けたのなら財布の紐を緩めてその国を満喫しよう!という方は少なくないですよね?
これは中国人も一緒ですし、爆買いを後押しする1つの要因とも考えられます。
でも、リピーターが今後も増える状況になっていった場合、皆さんなら2度目や3度目の旅行は1回目とは違う体験をしたいと考えるのが普通ですよね?
そこで爆買いに注ぐお金の行方が物から体験へとシフトするリピーターが増えていく傾向が緩やかに今後は加速していくものと考えます。

画像: 日本での食事を楽しむ中国人たち http://blog.fujitv.co.jp/tokudane-official/E20151123003.html

日本での食事を楽しむ中国人たち
http://blog.fujitv.co.jp/tokudane-official/E20151123003.html

そもそも現状、日本旅行をする中国人にとってその多くはツアーの団体旅行客です。
ツアーの場合、大抵が買い物先や食事に至るまでパッケージ化された場所を巡るというケースがほとんどです。
限られた自由時間内で足を伸ばせる場所など限られていますしね。
ただ、それでも一度日本を訪れてみて日本を好きになった!とか、もう1回日本に行ってみたい!と思う中国人は意外にも多いのです。
これは確実に日本や日本人全体が与える印象や魅力が彼らにとって好印象だということで、その積み重ねをしてきた日本を日本人として僕は本当に誇らしく思うわけです。
僕の中国人の友人などにも最初は団体旅行や仕事で日本を訪れ、そこで日本ファンになり、2回目は個人旅行で日本旅行を!というケースも少なくありません。
また、彼らは個人旅行出来るほどの富裕層であるだけでなく、日本に求めているのは日本でしか味わえない体験という場合が多いことから、一般の中国人団体旅行客が行かないような穴場の飲食店での食事であったり、日本でしか体験出来ないサービスを欲していたりします。
でも現実は大抵の中国人が、中国のネットによる口コミ情報などからしか日本の情報を手に入れられないのがほとんどですよね。
だから、まだまだこの方面への宣伝や市場開拓は前途が明るい!と考えるわけです。

画像: 日本の医療サービスを受けに日本へやってくる中国人 http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20151121/Searchina_20151121013.html

日本の医療サービスを受けに日本へやってくる中国人
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20151121/Searchina_20151121013.html

同じ中国人同士であっても、団体旅行客と個人旅行客(リピーター含む)は、上記の点からも日本に対して求めているものに違いが少なからずある場合が多いです。
加えて「第3回 中国の中の異端児たち!80後、90後とは? 」でも説明した通り、団体旅行客と個人旅行客の間には、同じ富裕層であったとしても、その価値観に明確な差がある傾向が強いです。
そのため、より高い質のサービスを日本に求める中国人旅行客はこちらの個人旅行客が主軸と言えそうです。
このことは中国本土の中国人だけでなく、同じく日本への旅行客の多い台湾人や香港人にも当てはまることです。
次回のコラムではそのあたりのことにも踏み込んだお話が出来ればと思っているので、是非引き続きお読み頂ければ嬉しいです。

1977年生まれ。
高校を卒業するとともに金城武のような多言語を操る国際的な俳優を目指し、台湾へ語学留学。
2003年に台湾でリリースした北京語CDアルバム「一萬個為什摩」は二万枚のセールスを記録。2007年に中国の国民的テレビオーディション番組「加油!好男児」に参加をし、約八万人の応募者の中からトップ20位に残った唯一の外国人ということで大きな注目を浴び、番組終了後は数多くの中国のテレビやイベント、雑誌などに出演するほか、数社の企業広告のイメージキャラクターを務め、日本の音楽を紹介する「音楽物語in Japan」のMCを務めるなど幅広く活動。
また、国家プロジェクトである上海万博の開幕式への参加や、世界中の華僑を台湾に集めて台北小巨蛋をステージに行われた四海大同では、2万人を前にイベントのテーマソングを歌うなど、その功績を中国からも認められている数少ない日本人の1人。

小松拓也オフィシャルブログ
http://profile.ameba.jp/takuyashanghai/

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