映画『あまくない砂糖の話(原題: That Sugar Film)』

低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康的とされているが、実は大量の砂糖を含んでいる食品群を60日間食べ続けると、人間の心と体はどうなるのかを実験し、その様子を軽妙なタッチで描いたオーストラリア産ドキュメンタリ。

画像: 映画『あまくない砂糖の話(原題: That Sugar Film)』

60日間のルールは、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは食べずに、シリアルやヨーグルトなどに含まれている砂糖を1日にスプーン40杯分摂取すること。この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす影響や、身近な食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていく。
被験者となるのはオーストラリアの俳優デイモン・ガモーで自身で監督と脚本も手掛けた。他にスティーヴン・フライやイザベル・ルーカスら著名人も出演。普通の食品に入り込んでいる砂糖が人体に及ぼす影響に仰天する。

ギャー、ヘルシーに見える食品にもこんなに糖分が!? 驚き!? 怖い!! ユーモアいっぱいで、明るくポップに作っているのでドキュメンタリ映画とはいうものの楽しみながら考えられる作品。解り易くて、堅苦しくないこともあって、警告感は乏しいかな…。果糖って盲点だったなあ。100%のフルーツジュースって健康に良いと思ってずーっと飲んできたけど実は吸収されやすい糖分たっぷりだったなんてさ…。まあ、なんでも摂り過ぎは良くないってことなんだろうけれど。
食品業界で使われているという“至福点(bliss point)”という言葉は印象に残ったなあ。売上が伸びるギリギリの甘さのことなんだけどボクら消費者のことではなく企業のことを考えてるってことなんだもんね…。
カロリーだけを気にしててもダメってことなんだなあ。食生活や健康についていろいろ気付かさせてくれ、考えさせてくれる映画。

シネフィル編集部 あまぴぃ

画像: 『あまくない砂糖の話』予告 youtu.be

『あまくない砂糖の話』予告

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