映画『スター・ウォーズ』伝説の名シーンが禅語と共によみがえる。

スター・ウォーズの世界を楽しみながら、禅の教えを学べる画期的な1冊。シーンと禅語の組み合わせが「絶妙!」「ものすごい」「こんなの見たことない!」と各方面で話題沸騰中!
今回、『スター・ウォーズ』エピソード4,5,6のシーンに合わせ、曹洞宗徳雄山建功寺住職で、世界的な庭園デザイナーでもある枡野俊明氏が『スター・ウォーズ』の中に見る「禅」を読み解きます。

『スター・ウォーズ』に見る禅の教え


「禅とは何か?」と尋ねられることがあります。そのときに、私は「円相」とお答えすることがあります。円には、始まりも終わりもなく、言い換えれば、どこの一点をとらえても出発点であると同時に終着点であり、終着点であると同時に出発点。

ルークがオビ=ワンと出会い、ヨーダのもとで修行をし、ダース・ベイダーも過去にオビ=ワンと師弟関係にあり、オビ=ワンもまたヨーダと師弟関係にあり、ルークとダース・ベイダーは親子であり、ルークとレイアは双子の兄妹であり、ルークは自分の中の仏性に気づき、悪の権化と化していたダース・ベイダーの中にも善を見出す……。

そのような『スター・ウォーズ』の流れやつながりを考えると、師弟、親子といった縁について、また始まりも終わりもなく繋がっているこの物語に思いがめぐります。
物事には原因となる「因」があり、そこに人との関係、万物との関係などの条件ともいうべき「縁」が結びつき「因縁」となって「結果」が生まれる。
「禅」の考え方からこのシリーズを見れば、まさに『スター・ウォーズ』は、因縁の物語であると言ってもいいでしょう。(「はじめに」より)

画像: 『スター・ウォーズ』に見る禅の教え

紙面では、数々の禅の言葉が---

画像1: © & TM 2015 LUCASFILM LTD.

© & TM 2015 LUCASFILM LTD.

画像2: © & TM 2015 LUCASFILM LTD.

© & TM 2015 LUCASFILM LTD.

著者:枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺第18世住職。多摩美術大学環境デザイン学科教授。庭園デザイナー。手掛けた作品は、祇園寺紫雲台庭園『龍門庭』、セルリアンタワー東急ホテル庭園『閑坐庭』、ベルリン日本庭園『融水苑』、ベルゲン大学新校舎庭園『静寂の庭』など多数。ニューズウィーク誌『世界が尊敬する日本人100人』にも選出され、著作累計部数は200万冊を突破。ブリティッシュ・コロンビア大学より特別功労賞『AWARD OF MERIT』受賞、日本造園学会賞、横浜文化賞奨励賞、芸術選奨文部大臣新人賞他多数。

【書籍概要】
『スター・ウォーズ 禅の教え エピソード4,5,6』
著者:枡野俊明
発売日:2015年12月11日
定価:本体1300円+税
体裁:四六判
ISBN:978-4-04-601402-3

This article is a sponsored article by
''.