個性派俳優の阿藤快（あとう・かい、本名公一）さんが、１５日までに亡くなったことが１６日、わかった。１４日に誕生日を迎え、６９歳だった。
自宅で死亡しているのを親族が１５日見つけた。連絡が取れないことからスタッフが自宅に行って発見された。病死とみられている。
７２年、「木枯し紋次郎」でテレビデビュー。
「裸の街」「教師びんびん物語」などのドラマ、昭和５５年には黒澤明監督の「影武者」に出演したのをはじめ、鈴木清順監督や市川崑監督など数多くの名監督の作品で、脇役として、また、悪役からコミカルな役まで幅の広い演技をみせてきた。
「ぶらり途中下車の旅」などの旅番組、情報番組のリポーターとして全国を巡り、人気を集めた。
現在、ＴＢＳで放映中のドラマ「下町ロケット」に弁護士役で出演中。映画は公開中の『シネマの天使』大黒座映写技師・大久保役を演じていた。
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閉館する映画館大黒座映写技師・大久保役を演じていた阿藤快 『シネマの天地』
「シネマの天使」劇場予告編
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