映画『アデライン、100年目の恋(原題: The Age of Adaline)』

若く美しい29歳の姿のまま100年以上生き続けた孤独な女性が、真実の愛を見出だすまでの軌跡を描いたファンタジック・ラブストーリー。

画像: 映画『アデライン、100年目の恋(原題: The Age of Adaline)』

主演はテレビドラマ『ゴシップガール』シリーズなどのブレイク・ライヴリー、共演にはハリソン・フォード、『インターステラー』のエレン・バースティン、テレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の若手オランダ人俳優ミキール・ハースマンらが名を連ねる。メガホンを取るのは『セレステ∞ジェシー』などのリー・トランド・クリーガー。

ブレイク・ライヴリーが1900年代から現代までのさまざまな時代のさまざまなハイブランドドレスを着用しており、スクリーンを華やかに彩るグッチをはじめとするヴィンテージの衣装も見どころのひとつ。ずーっと、ウットリ…。

もう、ブレイク・ライヴリーが画面に出続けてるっていうだけで素晴らしいじゃないですか!!
もう美しいのなんのって…。頬と首のホクロが色っぽいのなんのって…。
笑顔が無邪気だったり、品のある着こなしだったり、堂々としていたり、弱く小さかったり、時代ごとに雰囲気や言葉のイントネーションがちょっと変わっていたり、何から何まですべてがとても印象的で、恋の素晴らしさや悲しさをグンと引き立ててるね。

普通の人間の時間軸から外れてしまったという設定(ある意味、吸血鬼モノの吸血鬼じゃないパターン!?)を宇宙の時間軸で語るセンスを神秘的、ファンタジックと取れるかどうかで好みが分かれるとは思うけれど、自分の年齢を追い越してしまった娘との絆やハリソン・フォードの味のある抑えた演技が全体に奥行きを与えてるんだよね。
逆説的ではあるけれど、永遠の命、永遠の若さや美貌というものは決して幸せなことじゃないんだなあ、美しく老いたり、寿命を全うしたり、限られた人生をしっかり生きることが幸せなんだなあとしみじみ。是非、秋の夜長に楽しみたいスイーツのような甘〜いオトナ向けの作品。

シネフィル編集部 あまぴぃ

『アデライン、100年目の恋』 予告篇

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