寺山修司の生誕80年を記念し、カンヌ国際映画祭に出品された『田園に死す』(1974年)、泉鏡花の同名小説を元に映画化した『草迷宮』(1978年)など映画監督としての「天才」寺山修司の姿を追いかけた特集上映が「寺山修司生誕80年 TERAYAMA FILMS」として東京国際映画祭で開催されます。
世界が驚いたTERAYAMAワールドの美意識を体験できる最高のチャンスです!

画像: http://2015.tiff-jp.net/news/ja/?p=32790

http://2015.tiff-jp.net/news/ja/?p=32790

書を捨てよ町へでよう (1971年)

画像: http://blogblues.exblog.jp/5269941

http://blogblues.exblog.jp/5269941

寺山主宰の演劇実験室「天井棧敷」が全国各地で上演した同名ドキュメンタリー・ミュージカルの映画化。くずれかけたアパートをセットに使い、一家4人の役者が実際に合宿するなど、フィクションとドキュメントが織りなすハプニング前衛劇の手法を駆使。ハイティーンからの投稿詩をロックに作曲した歌が流れ、カメラは空を飛び地を転がる。「映画文法を守らないロックミュージカル映画を作ってみたかった」寺山の長編劇映画第1作。サンレモ映画祭グランプリ。

新宿バルト9 10/23(金)18:20の回 上映終了後
トーク・ゲスト:撮影 鋤田正義さん

さらば箱船 (1984年)

画像: ©1984 劇団ひまわり/テラヤマ・ワールド/ATG 127分 日本語 カラー | 1984年 日本 | http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=237

©1984 劇団ひまわり/テラヤマ・ワールド/ATG
127分 日本語 カラー | 1984年 日本 | 

http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=237

予告編「さらば箱舟」

youtu.be

架空の小さな村を舞台に、約1世紀にわたる一家の興亡を描く一大叙事詩。支配者と被支配者、共同体と外部社会、未開と文明といった様々な対立が、幻想とエロチシズムあふれる世界で進行する。消滅へと疾走する本作さながら、肝硬変に冒されていた寺山は、入院の要請を断ってロケ地沖縄での撮影を強行。2度の中断を経て、ときに現場に簡易ベッドを持ち込み、横になって演出した。生と死、時間と空間が錯綜する、寺山修司の集大成。カンヌ映画祭正式出品作品。芸術祭大賞。

TOHOシネマズ新宿 10/25(日)20:50の回 上映終了後
トーク・ゲスト:演出家 藤田俊太郎さん

TOHOシネマズ新宿 10/28(水)14:00の回 上映終了後
トーク・ゲスト:テラヤマ・ワールド代表 笹目浩之さん

草迷宮 (1979年)

画像: ©株式会社紀伊國屋書店 40分 日本語 カラー | 1979年 日本 | http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=235

©株式会社紀伊國屋書店
40分 日本語 カラー | 1979年 日本 | 

http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=235
画像: http://eiga.com/movie/36068/photo/

http://eiga.com/movie/36068/photo/

母の口ずさむ手毬歌に魅かれていた少年が、母の死後、手毬歌を探す旅に出る。「主人公の手毬唄探求の旅を通して、アイデンティティという幻想を解体することを考えていた」寺山は、夢と現が行き交うシュールでアヴァンギャルドな世界を創出。ピエール・ブロンベルジェ制作のオムニバス映画の一編として1979年、パリ市内約30の映画館で上映され、日本では寺山が亡くなった83年に、寺山修司追悼特集として公開された。

TOHOシネマズ新宿 10/24(土)16:30の回 上映終了後
トーク・ゲスト:アーティスト 未唯mie さん

田園に死す (1974年)

画像: ©1974 テラヤマ・ワールド/ATG 102分 日本語 カラー | 1974年 日本 | http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=233

©1974 テラヤマ・ワールド/ATG
102分 日本語 カラー | 1974年 日本 | 

http://2015.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=233

「田園に死す」予告編

youtu.be

歌集「田園に死す」をもとに書き下ろしたオリジナル脚本。青森県下北半島を舞台に、母殺し、家出、恐山、サーカス、山羊など、寺山的世界のモチーフをちりばめ、寺山にとって終生のテーマでもあった記憶について問いかける、「これは一人の青年の自叙伝の形式を借りた虚構である。われわれは歴史の呪縛から解放されるためには、なによりも先ず、個の記憶から自由にならなければならない」(寺山の「演出ノート」)と。カンヌ映画祭正式出品作品。芸術選奨新人賞。

TOHOシネマズ新宿 10/27(火)10:50の回 上映終了後
トーク・ゲスト:クリエイティブ・ディレクター 榎本了壱さん

This article is a sponsored article by
''.