君がいると、人生は面白い。
カタブツでヘンクツな校長先生と、亡き妻が可愛がっていた一匹の三毛猫。
猫が教えてくれる、町と人と、夫婦の愛のお話。
イッセー尾形 9年ぶりの主演作となる『先生と迷い猫』。
主人公の森衣をイッセー尾形が演じ、もう一人(一匹)の主役、猫のミイを演じるのは、今や猫 芸能界の期待の星、三毛猫ドロップ。
NHK朝ドラ「あまちゃん」で夏さんの飼い猫カツエ役でデビュー後、「ヨルタモリ」などにも出演し今回の主役抜擢となった。
トム・クルーズなみに代役なしで、全編1匹で演じ切るという。
猫映画としては、おそらく史上初の試みに挑戦して見事な天才猫ぶりを発揮しています。
【STORY】
定年退職した校長先生、森衣恭一は、妻に先立たれて1人暮らし。そのカタブツさと偏屈さから近所では浮いた存在だ。訪ねてくるのは、森衣が趣味で撮りためた写真を、町の資料として保管したいという市役所勤務の青年と、亡き妻が餌付けをし、可愛がっていた野良猫・ミイくらい。猫が好きではない森衣は、なんとか追い払うとするが、ミイはどんなに追っ払っても毎日やってきて、妻の仏壇の前に座っている。まるで死んだ妻が見えるかのように。その姿を見ると、森衣はどうにもイライラさせられるのだった。しかし、ある日突然、ミイが来なくなる。そうなるとなぜか心配になり探し始めると、自分の他にも、ミイを探している人たちがいることが分かる。皆、ミイに餌をやり、語りかけることで、どこか救われていた人たちだった。彼らとミイを探すことで、ミイを通して亡き妻を思いだすことを避けていた自分に気づいていく。森衣にとっても、ミイは大切な存在だったのだ――
【キャスト】
イッセー尾形、染谷将太、岸本加世子、北乃きい、ピエール瀧、カンニング竹山、もたいまさこ
【スタッフ】
監督:深川栄洋
(c) 2015 「先生と迷い猫」製作委員会