2017年夏に開催される、札幌国際芸術祭(SIAF(サイアフ))の芸術監督(ゲストディレクター)に、音楽家の大友良英さん(56)が起用されることが、9月29日、決まった。

大友良英さんは、ノイズミュージックのジャンルで早くから頭角をあらわし、世界各地のクラブイベントでも人気を集めていたが、1990年代から、中国の田壮壮などの映画音楽を手がけはじめ、「あまちゃん」音楽担当 でもその才能を遺憾なく発揮されていた。

個人的には、大友良英さんの即興音楽のコンサートにゲスト参加させていただき、詩の朗読をしたこともあった。
雑多な楽器や、楽器ではないものも一緒くたにして演奏し、あの、おもちゃ箱をひっくり返したような雰囲気の、温かみのある、「あまちゃんワールド」をつくりあげた。
大友良英さんらしい、斬新な試みが期待できる!

園田恵子@シネフィル編集部

画像: (C)大友良英

(C)大友良英

10月1日に開かれる「創造都市さっぽろ・札幌国際芸術祭実行委員会」(会長・秋元克広札幌市長)で、正式に決定する。
大友さんは、前衛的な音楽や即興音楽の作曲家、演奏家として国内外で活躍。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当したことで知られ、東日本大震災復興の音楽プロジェクト(福島市)にも携わっている。
初開催となった、前回2014年の芸術祭では、震災復興イベントを兼ねた特別企画として、札幌・北3条広場での盆踊りを手掛け、ビッグバンドを率いて演奏した。
 同芸術祭は、3年ごとに開催。
国内外から芸術家を招き、展覧会や音楽イベントなどを行う。
芸術監督は、全体のテーマや方向性を提案するほか、会期中のイベントなどを監修する。

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