ブッシュ前大統領の兵役詐称の事実をすっぱ抜いた、しかし---。
ロバート・レッドフォード、ケイト・ブランシェット出演の「Truth」。そのストーリーは、CBSの看板ニュース番組『60ミニッツ』の名物司会のダン・ラザーが2004年にジョージ・W・ブッシュの軍歴詐称をレポートしたが、後に詐称の証拠とされた文書が偽造されたものだと判明して番組で謝罪に至った過程を描く実話をベースの社会派ドラマ。
その後、CBSはダン・ラザーと契約を更新せず、事実上番組の降板に追い込まれ、退社したという。
レッドフォードがダン・ラザーを演じ、ブランシェットはプロデューサー役。
監督は「アメイジング・スパイダーマン」、「ホワイトハウス・ダウン」の脚本家ジェームズ・ヴァンダービルトが務める。
今回の作品、公開時期から考えてもアカデミー賞に絡んでくる可能性がある。
実は、ロバート・レッドフォードは監督賞は持っているが俳優としてのノミネートは40年以上前の『スティング』だけで、今回は、賞レースに参加できるかも興味がわくところ---。