戦争の犠牲者への鎮魂の思いを込めて演奏をして下さいと語った、山田洋次監督

山田洋次監督新作『母と暮らせば』の音楽の録音がおこなわれ、病気後復帰作となる坂本龍一も参加し、この映画に関わるエピソードなども披露した。

画像: 坂本龍一、復帰作で山田洋次と初タッグ! - (C) 2015「母と暮せば」製作委員会 http://www.cinematoday.jp/page/N0076768

坂本龍一、復帰作で山田洋次と初タッグ! - (C) 2015「母と暮せば」製作委員会

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レコーディングで「よろしくお願いします。長い一日になると思います。みなさんと一緒にやるのは1年と4か月ぶりです」とあいさつした坂本が、「この音楽を頼まれたのがちょうどツアー中でした。今の日本で、山田洋次さんと吉永小百合さんに何かを頼まれて断れる勇気のある人はいないと思います(笑)。もちろん断るつもりはなかったですけど。ご一緒できて光栄です」と語ると、演奏を担当した東京フィルハーモニー交響楽団からは温かい笑いが起こった。

山田監督は、「この映画の音楽はどうしても坂本龍一さんにお願いしたかった。吉永小百合さんと相談して、坂本さんにお願いして、こうして今日この日を迎えられたわけです」としみじみ。本作の舞台は原爆から3年後の長崎とあって、「長崎、広島の原爆の犠牲者を含めて戦争の犠牲者への鎮魂の思いをこめて、そんな気持ちでどうぞみなさん演奏なさってください。どうぞよろしくお願いいたします」と熱い思いをのぞかせた。

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