NHK朝ドラ『まれ』では、主人公まれの同級生で、夫役を演じ、ドラマ『デスノート』(日本テレビ系)では、難役のL(エル)に挑んだ。
2015年は、この2作の話題作に同時に出演し、12月公開の『orange-オレンジ-』の撮影もスタートした。


その先も出演映画2作の撮影が控えるなど、今もっとも多忙な若手俳優である山崎賢人が、壁ドンブレイクからの1年を振り返りながら、最新作『ヒロイン失格』と、今の俳優業への想いを語ってくれた。

──今年はNHK連続テレビ小説『まれ』、人気コミック原作のドラマ『デスノート』に出演。
今まで以上に注目を浴びていると思いますが、忙しさも今までにない感じですか?
山崎そうですね(苦笑)。
『まれ』と『デスノート』の撮影が、ガッツリかぶっているときは、たしかに大変でしたが、
「今、やるしかない! 今、がんばるしかない!」
と目の前の仕事に向きあっていました。でも、休みの日は待ち遠しかったです(笑)。
──でも、やり甲斐はありましたよね?
山崎はい。
『まれ』では1年を通してひとつの役を演じる難しさを知りましたし、長い期間演じるからこそわかる演技のおもしろさがありました。
『デスノート』に関しては、原作コミックがものすごい人気で、過去に映画化もされているなかでの挑戦。
役柄や作品へのいろいろな想いもプレッシャーもありましたが、成長できたと思います。


──そして、新作映画『ヒロイン失格』は、『L・DK』での経験を活かせるようなラブコメディでしたね。
山崎現場、すごく楽しかったんです。英(勉)監督がものすごく楽しい人で。
──どんなふうに?
山崎桐谷(美玲)さんが演技で変顔しているのを見て大爆笑していたり、とにかく俳優の演技を喜んでくれる。
たとえば、はとり(桐谷)が利太(山崎)にガンガン話しかけているのに、利太がそっけない態度で返す──という芝居をつけているときとか、監督自身が楽しんでいると、こっちも楽しくなってきて。
そういう雰囲気からも、この映画は絶対おもしろいものになるだろうな、と思っていました。

──弘光役の坂口健太郎さんとの共演、想い出に残っているエピソードはありますか?
山崎弘光が「壁ドン」をするシーンがあって、坂口くんに「壁ドンのアドバイスくれよ!」って言われて。
「どんな壁か、どんなシチュエーションかで、壁ドンの仕方も変わってくるんだよ!」
ってかわしちゃったんですけど、坂口くんの場合は三連発で(笑)。

──すごい三連発でした。壁ドンの火付け役である山崎さんの前ですごいなぁと(笑)。
山崎(笑)
昨年流行って、ある程度ブームは落ち着いたのに、それをあえて、3回やるっていうのがおもしろい。
狙っていますよね(笑)。


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