香港の俳優ダニエル・ウー(呉彦祖)が中国のトーク番組に出演し、番組内のトークで過去に出演をした『三級片』と呼ばれるお色気映画が、自身キャリアにとって汚点だったと、後悔のコメントを残している。
ダニエル・ウーはモデルとして活動をした後、1998年発表の映画『美少年の恋』で俳優デビューし、注目された。そのデビューから数年後に出演した『三級片』に、出演しなければよかったという思いをこのほど語っている。


当時の所属事務所が、出演契約を結んでしまったことで逃げられない状況に追い込まれ、撮影に臨んでしまったという。
以降は三級片や青春映画への出演を拒否し続け、2004年の出演作『ワンナイト・イン・モンコック/旺角黒夜』で、ようやく自分自身で納得のできる作品に出会えた、と語っている。

xiaosong@シネフィル編集部

画像: http://www.excite.co.jp/News/photo_news/p-4161221/

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ワンナイトインモンコック/旺角黒夜
2004年作品
74点
ジャンル アクション
気分 ハラハラドキドキ興奮します
原題 旺角黒夜
製作年/国 2004年/香港
配給 ファイヤークラッカー=真空間
時間 110分
公開日 2005年6月25日(土)
監督
イー・トンシン
PG12
DVD発売アリ
香港の繁華街モンコックで起こる、36時間の出来事を切り取った人間ドラマ。殺し屋や娼婦、刑事らの運命の交錯を描きつつ、それぞれに孤独を抱えた人々のドラマを浮かび上がらせる。香港の街の猥雑な空気感を切り取ったリアルな語り口や、『80デイズ』のD・ウーによる殺し屋の好演が光る。

『ワンナイトインモンコック/旺角黒夜』ストーリー
(※内容にネタバレを含む場合があります)
喧騒と暴力が渦巻く街・旺角(モンニック)。
チンピラ同士のいざこざから、この街を仕切る2大組織は対立を深めていく。
一方の組織のチンピラ・ファイ(サム・リー)が、もう一方のボスであるティムの息子を殺してしまい、この街の緊張度は極限に達していく。
そしてティムは、ガウを抹殺するために中国本土から殺し屋を呼び寄せる。
タンタン(セシリア・チャン)は中国・湖南省から出稼ぎに来ていた売春婦。
ビザが切れるのを契機に故郷へ帰ろうとしていたが、タチの悪いヤクザに暴行を受け、偶然に居合わせた男に助けられる。
男の名前はフー(ダニエル・ウー)といい、彼こそがティムに呼び寄せられた殺し屋だった。
フーは請け負った仕事のためにこの街へ来たのだが、本当の目的は、この街で音信が途絶えてしまった恋人を探すこと。
そして、ある事件に隠された真相を知ることだった。
ミウ警部(アレックス・フォン)は、過去に扱った事件の影響で、仕事に対する熱意を失い、私生活も破綻しかけていた。
ティムが殺し屋を雇ったという情報をタレコミ屋から得たミウは、抗争終結のために大掛かりな掃討作戦を開始する。
コードネームは「旺角黒夜(ワンナイト イン モンコック)」。目的は、ふたりのボスと、ひとりの殺し屋を逮捕すること。
運命の夜。偶然にも出会ってしまった者たちの、終焉が迫っていた。
 
【キネマ旬報データベースより】

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