「京都国際映画祭2015」(10月15~18日)のプログラム発表会見が7日、京都市内で行われ、実行委員長を務める映画監督の中島貞夫氏、総合プロデューサー奥山和由氏らが出席した。
「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぐ同映画祭は昨秋初開催され、今回が2度目。

オープニング作品は1944年のペリリュー島での戦闘を記録した「追憶」に決定。
またラインアップの一部が発表された。
原一男監督『ゆきゆきて神軍』、森達也監督『A2完全版』、ジョシュア・オッペンハイマー監督の『ルック・オブ・サイレンス』と、社会派ドキュメンタリーが並ぶ。
他には市川崑監督『東京オリンピック』、また亡くなった今井雅之さんの原作、脚本、奈良橋陽子監督の『ウィンズ・オブ・ゴッド』、女優・桃井かおり(64)が監督、主演を務めた「Hee<メイキング>」など、個性あるラインナップ第一弾が発表された。

 オープニング上映作品『追憶』 小栗謙一監督

第二次世界大戦終結から70年に当たる今年4月、太平洋の各地において激しい戦塵に倒れた幾多の人々の上を思い、天皇・皇后両陛下がパラオ共和国を訪問、ペリリュー島で72日間に及ぶ激戦の末、帰らぬ身となった人々を深く偲ばれました。
本映画によりこのペリリュー島で1944年に何が起きていたのか、1万人の日本軍兵士、1700人の米軍兵士が戦死し、パラオの人々も空襲や食糧難、疫病によって犠牲者となった事実を現代に残された様々な資料・証言・手がかりから「追憶」として現代人の心のなか正しい記録として遺します。

画像: http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/09/07/0008374402.shtml?ph=1

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総合プロデューサーの奥山和由氏(60)は「今日発表するプログラム以外にも、上映がいかがなものかと言われるような、エッジの利いた作品を並べていきたい」と予告。「あまり早く発表すると上映禁止になったりすので、直前で並べようと思っています」と説明した。

また、アート部門では、ピース・又吉直樹の芥川賞受賞を記念し、受賞作「火花」にちなむアート展を実施することが決定している。

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