ピンク映画は「映画」です。アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」の滝田洋二郎監督も、今年、カンヌ映画祭で監督賞を受賞した黒沢清監督もピンク映画出身。
その他にも、多くの著名監督を輩出してきました。
今もピンク映画はそんな才能の原石が満ち満ちています。
このシリーズは、18歳以上の方のみが観られるR18+のピンク映画の魅力をより多くの方に知っていただきたいという想いから生まれたプロジェクト。
一つの企画をR18+とR15+の2バージョンで制作し、従来のR18+は成人劇場で、濡れ場をコンパクトにしドラマ部分をより充実させたR15+は「OP PICTURES+」シリーズとして一般劇場で公開します。  

今回、「OP PICTURES+」第1弾ラインナップとして公開するのは今のピンク映画を語るうえで欠かせない二人の監督の力作。
ピンク映画のアカデミー賞と呼ばれる「ピンク大賞」で、本年度の最優秀作品賞を受賞した山内大輔(やまのうちだいすけ)監督の「犯(や)る男」、監督賞を受賞した竹洞哲也(たけほらてつや)監督の「誘惑遊女~ソラとシド~」です。
退廃的な世界の中に生まれる愛の形を圧倒的な緊張感と特殊造形と共に描く「犯る男」
、女の子の心の揺れ動きと町の再開発をリンクさせ、微妙な心情を効果的な風景描写で表現する「誘惑遊女~ソラとシド~」。

『犯る男』2015年8月22日(土)~8月27日(木)
『誘惑遊女 ソラとシド』2015年8月30日(日)~9月4日(金)
テアトル新宿にて限定レイトロードショー!!

『犯る男』


監督・脚本:山内大輔
出演:朝倉ことみ・涼川絢音・川瀬陽太・野村貴浩・朝宮涼子・瀬戸友里亜・和田光沙
Vシネマ・ピンク映画を多数監督し、ファン投票で選ぶピンク映画のアカデミー賞・ピンク大賞で2011年『色恋沙汰貞子の冒険 私の愛した性具たちよ…』、2014年『欲望に狂った愛獣たち』で作品賞を受賞。他の追随を許さない圧倒的な画面構成力と独特のストーリー展開で熱狂的なファンを持つ山内〈やまのうち〉大輔監督の最新作。全体を通してこだわった青みがかった色調、そして特殊造形を駆使して作られたクリーチャーなどのダークな作品世界は観る者の心を掴み引き込む。

『誘惑遊女 ソラとシド』


監督:竹洞哲也 脚本:小松公典
出演:かすみ果穂・RiKA・倖田李梨・ダーリン石川・津田篤・小林節彦・服部竜三郎
ピンク映画を中心に活躍し、若手ながら40本以上の監督作を誇る竹洞哲也監督、初の一般公開作。以前、都内のミニシアターで組まれた自身のピンク映画の特集上映では立ち見が出るほどの盛況を博した監督にこの時つけられたキャッチフレーズは「“当たり前”だけど“愛おしい”」。 この作風は変わることなく、本作でも人間に対するあたたかい語り口を感じることができる。
また、監督がそのフィルム撮影のキャリアで培った実力を十分に活かした映像表現は必見。今作ではロケ地の風景もさることながら、その自然の切り取り方が絶妙で、海と空を印象的に使った美しい構図は作品世界に深みを持たせている。

『犯る男』&『誘惑遊女 ソラとシド』 予告

youtu.be


This article is a sponsored article by
''.