2013年5月11日に逝去した名優・夏八木勲さんの遺作となる『ソ満国境 15歳の夏』が公開初日を迎えた。
超満員の中の観客を前に、同作を10年がかりで作った松島哲也監督が撮影当時を振り返り、故人をしのんだ。

亡くなる直前まで映画、ドラマなど精力的に仕事に励み、「生涯現役」を貫いた夏八木さん。「台本を読んで、二つ返事で出たいと言ってくださった」と語る松島監督は、「第1候補の俳優さんに出ていただいて幸せでした」と述懐。さらに「撮影は2012年の11月。福島県の仮設住宅のある中学校で行われました。そのときの夏八木さんは大変お痩せになっていて。立っているのも苦しげな様子でしたが、われわれが椅子を差し出しても、座らずに。最後まで立っていらっしゃったお姿が今でも鮮明に残っています」と付け加えた。

「人として 語り継ぐべきことがある」

言葉も国境も超えて 次の世代に伝えたい 感動の実話――
日中戦争時下、ソ連と満州の国境近くに勤労動員として送られた新京第一中学校の生徒た­ち。
昭和20年8月、ソ連軍の爆撃が降り注ぐ中、ソ満国境に取り残され、過酷を極める­必死の逃避行が始まった…。
原作は田原和夫「ソ満国境 15歳の夏」。
10年の構想と製作期間を経てついに完成した感動作だ。

映画『ソ満国境 15歳の夏』予告動画|オフィシャル

youtu.be

公式サイト
http://15歳の夏.com

2015年8月1日(土)より全国順次ロードショー!!
出演:田中 泯|夏八木 勲|金子 昇|大谷英子 他
香山美子(特別出演)
監督:松島哲也

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