ジュリアンが最も悩んだのが「何があっても3テイク以上撮影できなかった」こと。「この映画は低予算でとにかく時間がなかったから。大きな照明機材もなくて、それが一番大変だったわ。だから、日が落ちてしまったら屋内のシーンを撮影できないという具合で……」と撮影現場を振り返った。

 2014年には落ち目の女優を演じた『マップ・トゥ・ザ・スターズ』で第67回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞するなど女優として頂点を極めたこの1年を「本当にクレイジーな年だったと思うわ」と振り返るジュリアン。アカデミー賞受賞後は、脚本(出演依頼)の数が突然増えたそうだが、「何かが大きく変化したとは思えない」とのこと。そして、「だけど面白いのが、自分が本当に何を好きなのかが明確になったこと。オスカーをもらったからといって、突然やりたくなかった役をやりたいと思うようになるわけではない、というね(笑)。結局は、自分のやりたかったことをやり続けるということに気付いたわ」と冷静に自身を分析した。

画像: ジュリアン・ムーア、『アリスのままで』でアカデミー賞受賞後を振り返る「出演オファーの数が突然増えた」---

『アリスのままで』ジュリアン・ムーア コメント付き予告編

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