日本でも大ヒット上映中の『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。
チューリング役のカンバーバッチが電話で語った想いとは---。

―本作の日本での大ヒットをどう受けますか?

日本の文化に受け入れられて大変嬉しく思います。これはあくまでもイギリス人の男性の、それも第二次世界大戦というバックグラウンドの物語であるけれど、大変意味のある物語で、単なる歴史物語でない、今にも通じるいろんな重要なことが描かれていると思います。
それは自分の信念、自分のセクシャリティ、または政治的思想、そういったものに対する偏見であったり、それをどうやって貫くかということを描いている。今も苦しんでいる人達にとってこのアラン・チューリングとは、ヒーロー的な存在だというふうに思っています。彼は大変悲劇的な人生を送ったと思うのだけど、でも彼の人生は、今苦しんでいる人たちに大変大きな勇気を与えるものだと考えています。
それと同時に、こういった苦しんでいる人たちのヒーローというだけではなくて、彼はコンピューターサイエンスであり、ハイテクの父と言えます。僕はこれまで何度か日本を訪れていますが、いかに日本という国が伝統も大切にしながら、独自性、またはハイテクなものをうまく取り入れていることを実感しています。そういった国でこの物語が、そしてアラン・チューリングの人生が受け入れられたことを嬉しく思います。

画像1: http://news.aol.jp/2015/04/14/imitationgame/

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―本作をはじめシャーロック、今後のドクターストレンジなど一風変わった天才役があなたは非常によく似合います。どう受け止めていますか?

そういった役が多いことは自分でも認めます。ドクター・ストレンジに関しては、実際の作品を観ていただきたいのですが、名前がストレンジだから彼自身がストレンジかと言ったらそうではない。表面上はそんなにストレンジではないけど内面的には面白い役になると僕は期待しています。
いつの日かロマンチックコメディで隣のお兄さんを演じてみたいという気持ちもあるんですが、ただ名前も一風変わっているし、容姿も一風変わっているということで、一風変わった役が多いのかなと思っています(笑)。でも俳優としてはいろんな役を演じていきたいですね。

画像2: http://news.aol.jp/2015/04/14/imitationgame/

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