冒頭の数分は、作品そのものではなく、その作品の配給、配信方式を語っている。このドラマはネットフィリックスネットフリックスが直接制作、直接有料で配信しているのだ!「視聴率がよければ、そこでCMを流した商品が売れるかも…」という、あやふやな二段階、三段階も踏むような必要はない、と。

・シーズン3がこないだ一挙配信されたんで、はまってみまくってるんですけど…。さっき「テレビドラマ」ってぼく、言っちゃったんですけど、ネットフリックスっていう、映像配信サイトのオリジナルドラマなんです。
 
・この会社は映画の映像を、レンタルビデオの代わりに配信していた会社なんです。今アメリカはそういったところがドラマをつくるというのがどんどん主流になっていって、アマゾンね、あれもドラマを作っている。
 
・テレビでドラマを作るということ自体がもう終わります。そろそろ。少なくともアメリカはもうおわります。
  
・決まった時間に家に帰ってテレビをみることがもう不可能になっています。みんなドラマはスマホやタブレットで観るようになっていますし、
 
・まぁ、はっきりいうとスポンサーがついて、番組にお金を出して、広告をだしてってってのが…広告を出せば、どのくらいドラマで商品が売れるかって計測不可能ですからね。そこで企業がお金をかけることは今後もう不可能でしょう。
 
・でも直接配信でやると、1回につき2ドル3ドルで買うんですよ。観たぶんだけ。だから確実に制作費が、当たれば回収できる。
 
・視聴率というあいまいなもので、それが高ければ広告で商品が売れる、だからおかねをもらえるという、曖昧なシステムは消えます。もうスポンサー制度は無くなってきますよ。ラジオもテレビも…テレビの存在意義は殆どなくなっているんですよ。

この、冒頭で発言

町山智浩が海外ドラマ「ハウス・オブ・カード」を解説

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