画像: シネフィル新連載 広瀬大志の「コワいもの見たさ」1

「仁義なき戦い」公開40周年そのすべて

隅から隅まで眺め倒しました。
名セリフの全てが耳元で聞こえてくるくらい、読み倒しました。

電車で広げて読む根性がなかったのは情けない拓やんでしたが、ドトールでコーヒーすすりながら読んでいると、いつしか目つきがキツくなり、くわえたタバコも上を向き、まるで千葉真一演じたところの大友勝利の吸い方になっていました。

あのテーマ曲が聞こえてきます。

ギターのイントロがウルトラQの旋律と逆の音階であると指摘したところで、抗争がおさまるはずもなく、ただ間尺に合わない生き方を貫き通した一人の男の怒り狂う悲しげな顔に、見とれるばかりでした。

権力に一人で立ち向かうかっこよさという月並みな憧れだけではないですね、
この映画は。ヤクザから世間を知り正しさを教わるというとんでもない体験でした。

もう何度観たのだろう、このシリーズ。

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広瀬大志
エンタメ系専門商社取締役 兼 詩人

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