シネフィル連載 四方義朗の”Out of CINEMA” #05 .....Milena Kanonero / 衣裳デザイナーの仕事
”Out of CINEMA” #05 .....Milena Kanonero / 衣裳デザイナーの仕事
原作と脚本は似て異なるもの、ましてや監督と役者の思惑も違って当り前です。
そこに自分のデザイン発想を如何に理解して、且つ共鳴して貰えるかが、最初のハードルです。
最終的には、演じる所を越えたレベルで確固たる個性として役者と「一体化」させたい。
それが衣裳デザイナーの理想でしょう。
誰だって嫌な服を着てはヤル気もでないでしょう。
ここが”モデル”との根本的な違いです。
次は同じ服の着数です。例えば、撃たれて血だらけになるシーンが
あるとして、リハで1着、本番で1着、でもNGが出たら....