カンヌ国際映画祭でパルムドールを争うコンペティションで最優秀脚本賞に輝き、また、同じくカンヌでは女性監督として初めてクィアパーム賞も受賞した『Portrait of a Lady on Fire 』の新しい北米公開に向けた海外予告が解禁されました。
監督のセリーヌ・シアマは、1978年生まれ。2007年に長編『水の中のつぼみ』で映画監督デビューで第60回カンヌ国際映画祭のある視点部門に、2作目『トムボーイ』(11) は第61回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門のオープニング作品に選ばれるなど、これまでも着実に評価を重ねてきたフランスの監督。また2016年にはクロード・バラス監督の『ぼくの名前はズッキーニ』の脚本を手がけ、アカデミー賞長編アニメ部門にノミネートされたりもしています。
作品は、今作は18世紀のフランス、ブルターニュを舞台にした女性たちの物語。
若い画家は、修道院をでた若い女性が結婚のために使用される肖像画を描くように依頼されます。
しかし、彼女自身は、結婚を望んでおらず、肖像画を描かせることを拒否したことを知ります。
そして、彼女の信頼を得るために女性のメイドになりすまし、肖像画を密かに描こうとしていくのだが--
主演を演じるのは、監督自身のパートナーでもあるアデル・エネル。共演は、ノエミ・メルラン。
2019年12月6日北米で限定公開。