『最強のふたり』のフランソワ・クリュゼ主演、『画家と庭師とカンパーニュ』の名匠ジャン・ベッケルとタッグを組んで描く、フランス版“忠犬”物語「Le Collier Rouge」の邦題が、『再会の夏』となり、12月13日(金)シネスイッチ銀座他で公開されることが決定、ポスタービジュアルが解禁されました。

トリュフォーやゴダールから敬愛されたフランスを代表する監督ジャック・ベッケルを父に持ち、『クリクリのいた夏』(99)、『ピエロの赤い鼻』(03)など、登場人物のほろ苦い戦争体験をフランスの美しい田園風景とともに描くことで知られる、86歳の名匠ジャン・ベッケルの原点回帰にして、集大成と言える最新作。
1919年、第一次世界大戦後のフランス。美しい片田舎で、主人を待ち続ける一匹の犬と勲章にまつわる、戦争の傷とそれでも絶えることのない愛と信頼を描いた感動作だ。

今回解禁となる日本版ポスタービジュアルは、美しい草原にたたずむジャックとヴァランティーヌ、そして戦争で何があったのかを解き明かしていくランティエ少佐、3人をつなぐ鍵となる一匹の犬が印象的に配置され、さわやかな印象のなかに戦火を生きた人間の人生をあらためて感じさせるビジュアルとなっている。

画像1: © ICE3 – KJB PRODUCTION – APOLLO FILMS – FRANCE 3 CINEMA - UMEDIA

© ICE3 – KJB PRODUCTION – APOLLO FILMS – FRANCE 3 CINEMA - UMEDIA

ジャン・ベッケル作品への出演は『殺意の夏』(83)以来、36年ぶりとなる仏セザール賞の常連、フランソワ・クリュゼ(『最強のふたり』)がランティエ少佐役を、『ダリダ~あまい囁き~』(17)のニコラ・デュヴォシェルがジャック・モルラック役を演じる。
そして、劇中重要な役割を果たす名もなき忠犬を演じたのは、2016年フランス国内で「一番美しいボースロン(フランス原産でドーベルマンの原種犬)」に選ばれたイェーガー君、当時3歳。一部父犬のカルマも登場しているが、わずか2頭で撮影を乗り切るのはまれなこと。ベッケル監督はこの撮影を通じてボースロンの魅力の虜となり、撮影後、家族に迎えようとしたほどだったという。

原作は、フランスで最も権威のあるゴンクール賞受賞者で、国境なき医師団の創設者としても名高いジャン=クリストフ・リュファンによる、史実をベースにした同名歴史小説でモーリス・ジェヌヴォワ文学賞を受賞しているベストセラー。なお本作は、第一次世界大戦終結から100年を記念して製作、2018年にフランスで公開されヒットした。

画像2: © ICE3 – KJB PRODUCTION – APOLLO FILMS – FRANCE 3 CINEMA - UMEDIA

© ICE3 – KJB PRODUCTION – APOLLO FILMS – FRANCE 3 CINEMA - UMEDIA

STORY
 1919年、夏の盛り―――。終戦後の平和が訪れたばかりのフランスの片田舎。第一次世界大戦の英雄で武勲をあげたはずのジャック・モルラックがひとけのない留置所に収監され、頑なに黙秘を続けている。この男を軍法会議にかけるか否かを決めるため、パリからやって来た軍判事のランティエ少佐は、留置所の外で吠え続ける一匹の犬に関心を寄せる。そして、モルラックを調べるうちに、農婦にしてはあまりにも学識豊かな恋人ヴァランティーヌの存在が浮かびあがり…。名もない犬が留置所から決して離れようとしないのは、忠誠心からなのか?判事の登場は、真実を解き明かし、傷ついた人々の心を溶かすのか?男と女は愛ゆえにすれ違ったという事実を認めることができるのか?

2018年/フランス・ベルギー合作映画/83分/原題:Le Collier Rouge 英題:The Red Collar

監督・脚本:ジャン・ベッケル『画家と庭師とカンパーニュ』『クリクリのいた夏』『殺意の夏』 撮影:イヴ・アンジェロ『インド夜想曲』『めぐり逢う朝』

主演:フランソワ・クリュゼ『最強のふたり』、ニコラ・デュヴォシェル『ダリダ〜あまい囁き〜』

© ICE3 – KJB PRODUCTION – APOLLO FILMS – FRANCE 3 CINEMA - UMEDIA

配給:コムストック・グループ
配給協力:ギグリーボックス 

12月13日(金)シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー!

This article is a sponsored article by
''.