『奇跡の海』、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『アンチクライスト』、『ニンフォマニアックVol.1/Vol.2』といった話題作を世に送り出し、輝かしい受賞歴を誇る一方、あらゆるタブーに切り込みセンセーショナルな反響を巻き起こしてきた鬼才ラース・フォン・トリアー。
問題発言によるカンヌ国際映画祭追放処分を受けてから7年。
昨年開催された第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で、待望の完全復活を果たした最新作『ハウス・ジャック・ビルト』が6月14日(金)に日本公開いたします。

カンヌ国際映画祭では途中退出者が続出したにもかかわらず、上映終了後はスタンディング・オベーションが鳴りやまないという賛否真っ二つの異様な興奮に包まれた本作。
アメリカでは、あまりの過激さにアメリカ映画協会(MPAA)が手を加えた修正版のみ正式上映が許されるという衝撃と戦慄の大長編。先立って11月28日にノーカット版を1日限定140館で上映したところ、全米興収ランキングでデイリー11位を記録し、物議を醸した。そんな無修正完全ノーカット版がレイティングR18+にて日本上映実現!

ラース・フォン・トリアー監督のもとに集結したのは、『クラッシュ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたマット・ディロン、『ベルリン・天使の詩』で知られ惜しくも先日死去した名優ブルーノ・ガンツ、『ニンフォマニアックVol.1』に続いての出演となったユマ・サーマン、『アンダー・ザ・シルバーレイク』のライリー・キーオといった超豪華キャスト陣。
見事なアンサンブルをみせ、観る者の常識を根底から揺さぶり、感性を刺激する鬼才の最新作に一役も二役も買っている。

画像: 本編映像-“普通の人間”を装う不気味さ!「このサイコパスは自分がサイコパスであることを分かっている」ラース・フォン・トリアー“破格の問題作”『ハウス・ジャック・ビルト』

マット・ディロン演じるジャックの、究極のサイコパスっぷりが明らかになる本編映像が到着致しました!

建築家になる夢を持つハンサムな技師ジャックが、あるきっかけからアートを創作するように殺人に没頭していくという衝撃の展開が繰り広げられていく本作。
マット・ディロン演じるジャックは一見ごく普通の男性で、餌食になる女性たちも、最初はまさかジャックがシリアル・キラーだとは気づかない…。それもそのはず、ジャックは自分自身がサイコパスであるということをとっくに自覚しており、“普通の人間”を装うために日々表情の練習をしていたのだった…!

到着した本編映像では、「俺は違う。例えばサイコパスは感情を表せない。俺は偽の感情を作り出して、普通の人間を装った」と明かすジャックが、新聞や雑誌などから切り取った人間の顔を壁に貼り付け、隣に飾られた鏡に映る自分の顔と見比べながら、”笑顔”や“とてもがっかり”、そして時には“苦しみ”と、様々な表情の練習をする驚愕の姿が映し出されている!サイコパスを自覚し、さらに巧妙に隠すことができる、もはや敵なしの“究極のサイコパス”

そんなジャックからロックオンされた者たちは無事に逃げ切ることができるのか!?
『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターはじめ、これまでの映画史に名を刻んだ鮮烈なシリアル・キラーたちのさらに斜め上をいくキャラクター”ジャック”を、見事な怪演で魅せる名優マット・ディロンの姿から目が離せません!

画像: マット・ディロン演じるジャックの、究極のサイコパスっぷりが明らかになる本編映像が到着致しました!

監督・脚本を手掛けたラース・フォン・トリアーは、サイコパスを描くにあたり、サイコパスについて勉強したそうで「一つ分かったのはサイコパスが自分をサイコパスだと認識しているのは稀だということ。いつも他者のせいにするからね。」と分析。

しかし、本作については「ジャックは自分がサイコパスであることを分かっていると想定した。そしてそれを最大限生かした。脚本を書くのがすごく面白かったよ(笑)」と、物語をさらに魅力的なものにするために、自身のオリジナル要素を組み込んだことを明かしている!

ラース・フォン・トリアー監督本人も自信をのぞかせる、“破格の問題作”ならぬ、“破格の問題児”ジャックに注目です!

鬼才ラース・フォン・トリアーの“破格の問題作”
『ハウス・ジャック・ビルト』本編映像

画像: 鬼才ラース・フォン・トリアーの“破格の問題作”『ハウス・ジャック・ビルト』本編映像 youtu.be

鬼才ラース・フォン・トリアーの“破格の問題作”『ハウス・ジャック・ビルト』本編映像

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『ハウス・ジャック・ビルト』

1970年代の米ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックはあるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭する・・・。彼の5つのエピソードを通じて明かされる、 “ジャックの家”を建てるまでのシリアル・キラー12年間の軌跡。

■監督・脚本:ラース・フォン・トリアー 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』、『ニンフォマニアック』ほか

■出演:マット・ディロン、ブルーノ・ガンツ、ユマ・サーマン、シオバン・ファロン、ソフィー・グローベール、ライリー・キーオ、ジェレミー・デイビス

■配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム
■公式Twitter&Facebook:@HJB2019

■全米公開:11月28日
■原題:The House That Jack Built ■R18+

6月14日(金)新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開!

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