マンガ界の革新者・竹宮惠子の50年の足跡をたどる展覧会がいよいよ京都へ!

「風と木の詩」、「地球へ…」、「天馬の血族」などの名作を次々と生み出し、若手の頃から常にマンガ界を革新・リードしてきたマンガ家の竹宮惠子。
マンガ家としての活動のみならず、脂の乗ったベテランの域に達してからは現役でありながらも後進を育てるために大学のマンガ学部で教鞭をも執ります。

これまでに発表したマンガは延べ180作品、2万6,000ページにも及び、少年愛を描いた革新的な作品『風と木の詩』、歴史超大作 『ファラオの墓』、アニメ化、映画化もされたSF大作『地球(テラ)へ...』、最後の長編とも言われる壮大な物語の『天馬の血族』などからでも見てとれるように、恋愛物あり、歴史物あり、SFあり、ファンタジーありと実に多岐にわたるジャンルの作品を描き、多くのファンたちを夢中にさせています。

その竹宮惠子の画業50年を記念した展覧会の全国巡回もいよいよ最終章。
最後を飾るのは竹宮惠子が学長も務めた京都精華大学と深い関わりを持つ京都国際マンガミュージアム。

同展は、貴重な肉筆原稿 約120点(うち「イズァローン伝説」、「天馬の血族」の名場面の原画など同館での新規出展がなんと30点以上も!)、竹宮惠子の研究成果である精巧な複製原画「原画’(ダッシュ)」のカラーイラスト 約150点、「風と木の詩」の構想スケッチが描かれたクロッキーノート、連載当時に発売されたLP(そのうちの一枚のジャケットには、若かりし日の竹宮惠子の姿が!)、竹宮惠子愛用品、フィギュアなど資料約50点などが全4章に渡り所狭しと展示されており、マンガ家・竹宮惠子の50周年の足跡をたどります。

ラストにふさわしく、イベントも盛りだくさんという豪華仕様での開催。

華麗なるフィナーレに是非足を運び、存分にお楽しみ下さい。

マンガミュージアムならではのコーナー。↓
竹宮惠子作品がズラリ!手に取って自由に読めます。
一番好きな作品はどれですか?

竹宮惠子作品 特設コーナー
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

京都国際マンガミュージアムとは、2006年に京都市の元・龍池小学校跡地に開館した、日本初で最大の総合的な漫画博物館。明治時代の雑誌や戦後の貸本などの貴重な歴史資料、現代の人気作品、世界各国の名作など国内外の漫画に関する貴重な資料を約30万点以上所蔵。マンガ学部を持つ京都精華大学と京都市によって共同事業として整備が進められています。

ここにご注目!

原画’(ダッシュ)のカラー原稿の再現度の美しさ

「原画 ́(ダッシュ)」とは、コンピュータに漫画原稿を取り込み、綿密に色調整を重ねた上で印刷した、精巧な複製原画のことです。通常の複製原画と違い、傷や汚れ、描線の濃淡や色彩の階調など微妙な細部まで再現し、原画と並べても見分けがつかない程の精度を持っています。この研究は、退色のリスクが高い原画を保存し、広く公開することで後進を育てたいという竹宮惠子の思いにより開発されました。

竹宮惠子のカラー原稿には一種類の画材のみならず、絵に合わせて数種類もの画材を使用したものが多数ありますが、原画’は、その微妙な色合いの違いをも正確に写し取っています。

壁紙の色ごとの作品の世界観

各章の作品が展示されている壁紙の色は、竹宮惠子自らがそれぞれの作品のイメージで色合いを指定。
それぞれの作品にピッタリの世界観になっています。
是非意識して楽しんで下さいね。

「ファラオの墓」の展示コーナー。↓
砂漠の砂のイメージだという壁紙は作品の雰囲気にピッタリ!
左端は原画'(ダッシュ)のカラー作品。退色の心配のあるカラー原画作品は、原画’のお蔭で明るい照明の下でも楽しめます。

第2章「ファラオの墓」展示コーナー 
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

写真撮影スポットが5ヶ所も!

九州でこの展覧会のために作られたカレイドスコープ(万華鏡)仕様の作品群の動画。↓
写真撮影スポットの一つです。
美しい万華鏡柄からキャラクターへとくるくると変化しながら表情を変えます。
竹宮先生曰く、こちらの会場が一番綺麗に観られるそうです。京都に来られる方はラッキー!

画像: カレイドスコープ映像 竹宮惠子  カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場 photo©︎cinefil

カレイドスコープ映像
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary
京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

第1章「風と木の詩」

竹宮惠子の代表作の一つ「風と木の詩」は、19世紀末のフランスの寄宿舎を舞台に退廃的な生活を送る美少年・ジルベールと正義感あふれる少年・セルジュとの愛を描いています。
この作品は当時の少女マンガではタブーとされていた同性愛、近親相姦、人種差別、虐待などに正面から取り組み、少女マンガの常識を根底から覆しながらも可能性を大きく広げ、マンガ界のみならず芸術表現の新しい扉を開きました。
「少年愛」は一大テーマとなり、後の「ボーイズラブ(BL)」の文化の発展にもつながっています。

展覧会の入り口。↓ ここから第1章が始まります。
左側は「風と木の詩」の主人公・ジルベールの巨大看板。
右側奥には原画'(ダッシュ)のカラー作品が続きます。
カラー作品の美しさには息を飲みます!ご堪能あれ!

こちらの巨大なジルベールの看板 ↓のみは写真撮影OK。太っ腹の対応に感涙!
(特別に許可を頂いて、入口の展示風景としてご紹介しています。本来は看板のみ撮影OKなので、ルールを守って看板以外は写り込まない様にご注意を!)

第1章 展示会場入り口 展示風景
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

この章では、記念碑的な作品「風と木の詩」のカラーイラスト、名場面の肉筆原画、本作が発表にいたるまでの構想が描かれた大変貴重なクロッキーノートが展示されています。

下のガラスケース内 ↓ にお宝物のクロッキーノートが、その上には完成品の原稿が展示されています。上下を見比べると、いかに原案時点での作品の完成度が高かったかが見て取れます。
この原画、雑誌の2色刷りを敢えて赤と黒にしたそうですが、当時ではこの発想自体が斬新でした。

第1章 展示
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

第2章 デビューから「イズァローン伝説」まで

この章では、初期作から、スランプに陥り苦悩しながらも描き続けた時代の作品群、スランプを抜ける契機となったターニングポイントの「ファラオの墓」、増山法恵原作で音楽を絵で表現した「変奏曲」、壮大なファンタジー作品「イズァローン伝説」などを展示します。

初期作品群を縮小して竹宮惠子自身がコラージュした展示 ↓ 。思い出の作品があるかも。
作品の間に白ペンで書かれた竹宮惠子直筆のコメントを読むのも楽しい!

第2章 展示
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

「イズァローン伝説」は原画本文16ページもの新規出展が展示されています。お楽しみに!

画像: 『イズァローン伝説』より「樹海の奥」©️竹宮惠子

『イズァローン伝説』より「樹海の奥」©️竹宮惠子

第3章 「地球へ…」 & SF作品

竹宮惠子が「風と木の詩」と並行して連載したのが、『月刊マンガ少年』に連載したSF作品「地球へ…」です。宇宙を舞台に新旧世代の人類間の抗争が壮大なスケールで描かれたこの作品は各所から高い評価を得、映画化に加え2度に渡ってアニメ化もされています。ファンから熱い支持を受ける本作は、作者自身も一番好きな作品だと語っています。

この章では、「地球へ…」の名場面の原画本文20ページ、カラーイラスト、その他のSF作品を展示します。

展示室内は宇宙空間を彷彿とさせる仕様で、貴重な作品とともに、その雰囲気ごとお楽しみいただけます。
エンドレスで流されている映画の主題歌とBGMもファンには嬉しい!

第3章に入ったすぐのソルジャー・ブルーの巨大タペストリー。↓
こちらの原画は劇場映画ポスター用にソルジャー・ブルーのみ描き、背景は竹宮惠子がNASAの画像から合成したのだとか。
このタペストリーは写真撮影可能となっています。

ソルジャー・ブルー タペストリー
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

第4章「天馬の血族」ほか個展描き下ろしまで

1984年、8年に及ぶ「風と木の詩」の連載が終わると、竹宮惠子のマンガ人生はまた新たなステージを迎えます。作品を描くために対象を徹底的に調べ上げる職人的な姿勢は、モンゴルを舞台にした「天馬の血族」、エルメスの社史を纏めた「エルメスの道」など、題材をさらに広げていきました。

この章では、「天馬の血族」など1980年代以降の多彩な作品、教育者・研究者としての竹宮の姿などを展示します。

「天馬の血族」では原画本文16ページが新規出展されています。
デジタル作品が増えている中、貴重で美しい手書き原稿が間近で鑑賞できますよ〜。

『天馬の血族』より「碧い草原」©️竹宮惠子

ポストカードサイズの同展のための描き下ろし原画。↓
会期中に竹宮惠子により彩色され、こちらと反対側の壁で展示発表されていきます。

画像: 第4章 展示 竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場 photo©︎cinefil

第4章 展示
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary
京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

スペシャル対談 西炯子×竹宮惠子

「娚の一生」「初恋の世界」などで知られるマンガ家・西炯子と竹宮惠子による対談。
二人の出会いとなった『JUNE』掲載「竹宮惠子のお絵かき教室」時代のお話から最近の作品まで、幅広く二人の作品について語っていただきます。

日時)2019年7月20日(土) 午後2時~4時
場所)京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
料金)無料 (ただしミュージアム入館料は別途必要)
定員)200名(先着順)
参加方法)申込方法詳細については同館の企画展特設ホームページをご覧下さい。

各種コンテストの参加者を募集!

「竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary」開催に合わせて下記の3つのコンテストを開催いたします。
各コンテストの優秀賞には竹宮惠子直筆サイン色紙(希望キャラを描き下ろし)をプレゼント、さらに各コンテスト10名様に「えむえむ賞」として現在非売品となっている図録『少女マンガの世界~原画’(ダッシュ)10年の軌跡~』をプレゼント(「優秀賞」の方にも!)。

コンテストの応募締切は7月31日まで。ふるってご応募ください。

※ 詳細は同館の企画展特設ホームページをご覧下さい。

「風と木の詩」方言朗読コンテスト

「風と木の詩」の一場面を選び、方言で朗読した動画、あるいは音声データを募集します。

竹宮惠子作品コスプレコンテスト

竹宮惠子作品のコスプレ写真を募集します。キャラクターは竹宮作品であればなんでもOKです。
※ 作品名とキャラクター名を添えて投稿してください。

竹宮惠子展「ジルベールベンチ」・「壁ダン」写真コンテスト

『竹宮惠子 カレイドスコープ』展で撮影した『ジルベールベンチ』、あるいはダンによる壁ドン、『壁ダン』の写真を募集します。他の巡回会場で撮影した写真も投稿可能です。

撮影スポットにもなっている『ジルベールベンチ』。↓
自らモデルを務めてくださる竹宮惠子氏。
ポーズも決まって絵になる〜!(コンテストはこんな感じでご応募を!)

画像: 『ジルベールベンチ』with 竹宮惠子 竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary 京都国際マンガミュージアム会場 photo©︎cinefil

『ジルベールベンチ』with 竹宮惠子
竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary
京都国際マンガミュージアム会場
photo©︎cinefil

※ いずれも投稿作は京都国際マンガミュージアムにてイベント・広報用に使わせていただく可能性があります。ご了承の上ご応募ください。

竹宮惠子ファン大感謝祭

各種コンテストの優秀作品、講評を竹宮惠子本人が行います。そのほか楽しいトークショーなど、ファンの一大交流会を企画します。参加者の中で希望者は、竹宮惠子作品のコスプレ参加も大歓迎!(詳細は申込方法発表時にご確認下さい。)

日時)2019年9月8日(日) 14:00 〜 16:00
会場)京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
定員)200名(先着順)
料金)無料(ただしミュージアムへの入場料は別途必要です)
参加方法)申込方法詳細については同館の企画展特設ホームページをご覧下さい。

企画展 竹宮惠子 カレイドスコープ 50th Anniversary
開催概要

会場)京都国際マンガミュージアム 2階ギャラリー1、2、3、4
京都市中京区烏丸通御池上ル

開催日)2019年4月27日(土)〜 9月8日(日)

休館日)毎週水曜日・6月11日、13日
※ 7月11日~8月27日までは無休

開催時間)10:00〜18:00(最終入館は17:30まで)

入場料)無料
※ ただし、マンガミュージアム入場料(大人800円、中高生300円、小学生100円)は別途必要です。

主催)京都国際マンガミュージアム
協力)新潮社、北九州市漫画ミュージアム
特別協力)トランキライザープロダクト

お問合せ)075-254-7414(京都国際マンガミュージアム)

企画展特設ホームページ)https://www.kyotomm.jp/lp/kaleidoscope/

cinefil 読者チケットプレゼント

下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、「竹宮惠子 カレイドスコープ 京都展」プレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上10組20名様に、ご本人様名記名の招待券をお送りいたします。
記名ご本人様のみ有効のこの招待券は非売品です。
転売業者などに入手されるのを防止するため、ご入場時他に当選者名簿との照会で、公的身分証明書でのご本人確認をお願いすることがあります。

☆応募先メールアドレス  info@miramiru.tokyo
*応募締め切りは2019年5月25日 24:00 日曜日

〈記載内容〉
1、氏名 
2、年齢
3、当選プレゼント送り先住所(応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記)
建物名、部屋番号のご明記がない場合、郵便が差し戻されることが多いため、当選無効となります。
4、ご連絡先メールアドレス、電話番号
5、記事を読んでみたい監督、俳優名、アーティスト名
6、読んでみたい執筆者
7、連載で面白いと思われるもの、通読されているものの筆者名か連載タイトルを5つ以上ご記入下さい(複数回答可)
8、連載で面白くないと思われるものの筆者名か連載タイトルを3つ以上ご記入下さい(複数回答可)
9、よくご利用になるWEBマガジン、WEBサイト、アプリを教えて下さい。
10、シネフィルへのご意見、ご感想などのご要望もお寄せ下さい。

抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます。

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