この春、豪華で色彩豊かな「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」が、開催されています。
アジアとヨーロッパの中間地点であるトルコは貿易の要地であり、様々な文化を受け入れ、融合し、素晴らしい芸術を創造してきました。
イスタンブルのトプカプ宮殿博物館が所蔵する貴重な宝飾品、美術工芸品約170点が来日しています。
オスマン帝国の豪華絢爛な宝飾品や美術工芸品を是非とも、この機会にご鑑賞ください。
これらの芸術品が生み出された歴史的背景や、花々、とりわけチューリップを愛でたオスマン帝国の美意識や、文化、芸術観も感じていただける展覧会となっています。
トルコと日本は、明治時代から交流があり、オスマン帝国のスルタンと日本の皇室の交流を示す品々のほか、明治期の日本の美術品を里帰りさせるなど、両国の交友関係にもスポットが当てられています。
トルコの歴史、文化、芸術、そして美を愛でる国民性を知るまたとない機会となるでしょう。
ゴールデンウイークのお出かけに、是非、美術館を訪れてください。

画像: 《立法者スルタン・スレイマン1世》『トルコの皇帝肖像画集(ヤング・アルバム)』、ロンドン 1815年 トプカプ宮殿博物館蔵

《立法者スルタン・スレイマン1世》『トルコの皇帝肖像画集(ヤング・アルバム)』、ロンドン 1815年 トプカプ宮殿博物館蔵

本展のみどころ

・ オスマン帝国の栄華を今に伝える至宝約170点が来日しています。
・ トルコ国民がこよなく愛する花、チューリップがあしらわれた宝飾品、工芸品、食器、武器、書 籍などを通して悠久の歴史と多様な文化が生んだ華麗な美が紹介されています。
・美しいタイルや装飾など、トプカプ宮殿らしさが随所に感じられる空間で、スルタンが愛でた宝物の数々を堪能できます。
・ アジアの東と西に位置する日本とトルコの両国が同じアジアの文化圏の国民として共通する美意識を持っていることを実感できるでしょう。

画像: 《ターバン飾り》 17世紀 トプカプ宮殿博物館蔵

《ターバン飾り》 17世紀 トプカプ宮殿博物館蔵

トプカプ宮殿について

1453年、メフメト2世によるコンスタンティノープル(現イスタンブル)征服後、新たな首都の宮殿として建てられ、19世紀半ばまで行政機関とスルタンの住居として使われました。
1924年、トルコ共和国建国時に博物館となりました。
9万点近い美術品と建築で、オスマン帝国の歴史やスルタンたちの生活をしのぶことのできる宮殿博物館として、世界中の人々を魅了しています。

画像: 《宝飾手鏡》 16世紀末 トプカプ宮殿博物館蔵

《宝飾手鏡》 16世紀末 トプカプ宮殿博物館蔵

オスマン帝国の栄華

オスマン帝国(1299年頃~1922年)の第7代スルタン、メフメト2世は1453年に西洋と東洋の接点といわれるコンスタンティノープルを征服すると、ここを新たに首都とし、政治・軍事・文化の拠点としてのトプカプ宮殿を1478年に完成させました。

画像: 《詩集のワニス塗り表紙》 18世紀前半 トプカプ宮殿博物館蔵

《詩集のワニス塗り表紙》 18世紀前半 トプカプ宮殿博物館蔵

象徴としてのラーレ(チューリップ)

チューリップはトルコ語で「ラーレ」と言い、花として愛されただけでなく、宗教的、国家的な象徴として崇められていました。
そのため、チューリップへの畏敬を表した品々が数多く作られました。
建築装飾、宗教祭具、馬具、絨毯、日用の食器や花瓶に至るまで、国家の繁栄を祈るべく、あらゆるところにチューリップの文様があしらわれています。
チューリップ用の花瓶はチューリップの花頭が垂れるのを防ぐために細い首で、独特の形をしています。
宮殿内では、色とりどりのチューリップが栽培されてきました。
こうして、宮殿はチューリップの宮殿と呼ばれるようになったのです。
チューリップを愛でたオスマン帝国の悠久の歴史と華やかで色鮮やかな美術工芸品の数々。
オスマントルコ帝国の夢のようなチューリップの宮殿にタイムスリップしたかのようです。
異国情緒あふれる「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」を国立新美術館にてご堪能ください。
本展スペシャルアンバサダーに就任された、女優の木村文乃さんによる音声ガイドも楽しみです。
木村さんは、実際にトルコのトプカプ宮殿を訪れたそうです。
音声ガイドは初挑戦だそうですが、皆さんに楽しんで頂けるように、頑張りたいと意欲を見せていらっしゃいました。

東京展の後、京都国立近代美術館に巡回します。

展覧会概要

会 期: 2019年3月20日(水)~5月20日(月)
   毎週火曜日休館 ※ただし4/30(火)は開館
 
観覧料(税込):
 当日 1,600円(一般)、1,200円(大学生)、800円(高校生)
 団体 1,400円(一般)、1,000円(大学生)、600円(高校生)
 中学生以下および障害者手帳をご持参の方(付添いの方1名含む)は入場無料。
 4月27日(土)~29日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要) 
 
開館時間:10:00 ~ 18:00
   ※毎週金曜日・土曜日は 20:00まで
   ※2019年4月26日(金)~5月5日(日)は20:00まで
   ※入場は閉館の30分前まで
 
会 場:国立 新美術館 企画展示室2E
   〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
 
主 催:国立新美術館、トルコ共和国大使館、日本経済新聞社、TBS、BS-TBS
 
後 援:トルコ共和国大統領府
 
協 賛:伊藤忠商事、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、東レ、トヨタ自動車、日本製粉、BIGLOBE
 
特別協力:ターキッシュ エアラインズ
 
協 力:トルコ共和国文化観光省、トプカプ宮殿博物館、日本・トルコ協会 

トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美@東京 cinefil チケットプレゼント

下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美@東京 cinefil チケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。
抽選の上5組10名様に、ご本人様名記名の招待券をお送りいたします。
記名ご本人様のみ有効の、この招待券は、非売品です。
転売業者などに入手されるのを防止するため、ご入場時他に当選者名簿との照会で、公的身分証明書でのご本人確認をお願いすることがあります。

応募先メールアドレス  info@miramiru.tokyo
応募締め切り    2019年5月6日(月)24:00

1、氏名 
2、年齢
3、当選プレゼント送り先住所(応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記)
  建物名、部屋番号のご明記がない場合、郵便が差し戻されることが多いため、
  当選無効となります。
4、ご連絡先メールアドレス、電話番号
5、記事を読んでみたい監督、俳優名、アーティスト名
6、読んでみたい執筆者
7、連載で、面白いと思われるもの、通読されているものの、筆者名か連載タイトルを、
  5つ以上ご記入下さい(複数回答可)
8、連載で、面白くないと思われるものの、筆者名か連載タイトルを、3つ以上ご記入下さい
 (複数回答可)
9、よくご利用になるWEBマガジン、WEBサイト、アプリを教えて下さい。
10、シネフィルへのご意見、ご感想、などのご要望も、お寄せ下さい。
   また、抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます。

This article is a sponsored article by
''.