直⽊賞作家・⾓⽥光代原作の傑作恋愛⼩説を映画化した『愛がなんだ』が、ついに劇場公開されたことを記念して、4/20(⼟)に東京のテアトル新宿にて公開記念舞台挨拶が⾏われました。

画像1: (C)2019映画『愛がなんだ』製作委員会

(C)2019映画『愛がなんだ』製作委員会

主演の岸井ゆきの、共演の成⽥凌、深川⿇⾐、若葉⻯也、今泉⼒哉監督が出席した報告レポートを紹介します。

<実施概要>
■日時:4 月20 日(土)9:30-11:32  上映回終了後
■会場:テアトル新宿
(新宿区新宿3-14-20 新宿テアトルビルB1F)
■登壇者:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、今泉力哉監督

4/20(土)公開記念台挨拶

約200 席の満席になった会場の観客に対して今泉監督は「昨⽇から劇場公開されて、⾊々な感想も⽿に⼊ってきた。『刺さった』という⼈もいるようで、ちゃんとお客さんに届いていることがわかって嬉しい」と満⾯の笑みでコメント。
⼤好きなマモルを⼀途に追いかける主⼈公・テルコ役の岸井は「原作と映画では役柄の描き⽅が違うので、原作未読の⽅は映画を観た後に原作を読んでみたら⾯⽩いかも」と述べ、テルコ唯⼀の親友・葉⼦役の深川も「これだけの個性的なキャラクターが出ているのに、誰も悪者に⾒せない展開が素敵。誰にでも共感できるのがこの映画の⾯⽩いところ」と本作についてのそれぞれの感想を述べた。

葉⼦に惚れるナカハラ役の若葉は「演じていて恥ずかしかった。それは⾃分と通ずる部分があるから。⾃分の全裸を⾒られているようで、セリフにしても『こんなことを⾔ったことがあるよなぁ』と思った」と⾃⾝が演じた役柄に共感。思い出のシーンを聞かれると「BBQ の撮影で成⽥君がブヨに刺されてすげえ⾎が出ていた。⾃分も⽿を刺されてものすごく腫れあがった」と苦笑していた。そんな若葉は深川から「寡黙で怖そうな⼈という印象を持っていたけれど、ナカハラ君と接していく中でけなげな⼈だなと。誰もが応援したくなる⼈です」とエールを送られると、「ありがとうございます!」と嬉しそうに返答。

成田凌、監督からダメ出し!?
『今のキスじゃ、岸井さんは芝居ができねえ!』

突然、成⽥が撮影の裏側を⼤暴露する⼀幕も。岸井とのキスシーンを挙げて「⼀発OK だったけれど、岸井さんが監督のところに⾏ってコソコソと。そうしたら監督が僕のところに来て、ざっくりと説明すると『今のキスじゃ岸井さんは芝居ができねえ』と⾔われた」とそれに今泉監督は「そんな⾔い⽅はしていない!」と⼤慌て。でも「岸井さんからは『愛情がないのはわかるけれど、⾁体すら求められていない気がする』と⾔われて、もう⼀度やってもらった。そうしたらものすごく熱量のあるキスシーンになってしまって『それは違う』と調整しつつやってもらいました」と劇中キスシーンの舞台裏を明かした。

最後に今泉監督は「内容が刺さったという⼈もいるし、すすり泣いたという感想も聞きました。泣かせたい、笑わせたいという意識のないささやかな演出だが、そこから何かを感じ取ってもらうというのが理想でした。それが届いたのが嬉しい。このキャストでなければ厳しかったはず」と登壇者に感謝。岸井も「この映画を完成させるために、キャスト・スタッフ⼀同頑張りました。映画は続いていくものなので、明⽇も明後⽇も劇場が満席になったら…と願います」と⼤ヒットに期待を込めた。

画像2: (C)2019映画『愛がなんだ』製作委員会

(C)2019映画『愛がなんだ』製作委員会

角田光代:原作 今泉力哉:監督『愛がなんだ』本予告

画像: 角田光代:原作 今泉力哉:監督『愛がなんだ』本予告 youtu.be

角田光代:原作 今泉力哉:監督『愛がなんだ』本予告

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原作:角田光代「愛がなんだ」(角川文庫刊)

監督:今泉力哉
脚本:澤井香織、今泉力哉

出演:岸井ゆきの 成田凌 深川麻衣 若葉竜也 片岡礼子 筒井真理子/江口のりこ

配給:エレファントハウス
©2019 映画「愛がなんだ」製作委員会

テアトル新宿ほか全国公開中

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