台北の“今”をスタイリッシュに描いた渾身作!

CM・MV監督としても知られ、現代台北を撮り続けるチェン・ホンイー監督による長編第三作目が遂に日本上陸。デザイン事務所を舞台に、台北の若者の“今”と恋愛模様を生々しく描き出した本作は第51回金馬奨で最優秀新人賞と最優秀視覚効果賞にノミネートされ、第48回ワールドフェスト・ヒューストン国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した。

キャストには『目撃者 闇の中の瞳』のアン・シュー、『台北に舞う雪』のモー・ズーイー、『ブラインド・マッサージ』のホアン・ルー、『私の少女時代-OUR TIMES-』のダレン・ワン、『あの頃、君を追いかけた』のチウ・イェンシャンら台湾を代表する役者陣が集結した。

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愛はデザインできるのかー

原題「相愛的七種設計」の直訳は「七種類の愛の形(デザイン)」となる。“設計”という中国語は“デザイン”と“罠を仕掛ける”という意味を持ち、まさに男女7人が繰り広げる愛と駆け引きのストーリーは、観る者を意外な結末へと導く。一体誰が本当のことを言っているのか、誰がいつ何を仕掛けたのか。愛はデザインできるのか。劇中のデザインにまつわる人生訓のような言葉も観る者の心に迫る。監督が台湾のデザイナー達から協力を得て劇中に登場させた数々の洗練された小道具や美術品も見どころの一つだ。

台湾デザインが熱い。欲望と虚栄を増幅するホテルのデザインの現場で、自分たちの感情や個性に素直に生きるデザイナーたちが繰り広げるラブストーリーは、理知的な表現の中に繊細で複雑な情動がにじみ出る台湾デザインそのもの!
ーーー藤崎圭一郎(東京藝術大学デザイン科教授/デザイン評論家)

映画『台北セブンラブ』予告

画像: 映画『台北セブンラブ』予告編 youtu.be

映画『台北セブンラブ』予告編

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[STORY]
2014年、台北市は<2016年世界デザイン首都>に選ばれ、デザイン業界は沸き立っていた。ドロシー(アン・シュー)はかつての恋人バーズ(モー・ズーイー)に誘われ、上海を離れ台北のデザイン事務所で働くことになり、進行中のデザインホテルの改装プロジェクトに加わる。ドロシーへの想いを断ち切れないバーズとクライアントのマークに迫られるが、フランスにいる元恋人を忘れられない。同僚は個性の強い人間ばかりだが、皆愛に飢えている。ホテルのデザインテーマは“愛”に決まるが、果たして無事“愛”はデザインできるのか。ドロシーが最終的に手に入れるのは、誰の愛なのか。

2014 /台湾/ 116分/原題:相愛的七種設計Design 7 Love /
©Red Society Films

5/25(土)よりアップリンク吉祥寺・大阪第七藝術劇場ほかにて公開
台湾巨匠傑作選2019~恋する台湾~@K's cinemaにて先行上映

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